駒沢女子大学・駒沢女子短期大学 Guide Book 2024
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KOMAJOの就職在学中に身につけた心理学の専門知識が、顧客とのやり取りに生きていると感じます勤務先知識や技術、そしてコミュニケーションなど在学中の成長が今の自分を支えています勤務先卒業生からのメッセージKOMAJO Guide Book 2024企業や団体ではたらく人のメンタルヘルス相談や組織支援、研修、ストレスチェックなどを提供する会社で、営業職として働いています。担当の顧客を回ってニーズを聞きながらサービスの提案を行いますが、メンタルヘルスについてわかりやすく説明する力に加えて、人事やコンプライアンスなど相手の分野に関する基本的な知識も求められます。先方の質問に対して心理学的な視点で返答をすることもあり、そのときは在学中に勉強した心理学の基礎はもちろんですが、臨床心理や産業心理、組織心理の知識が役に立っていると感じます。もともとコマジョで心理学を専攻したのは、カウンセラーになりたい夢があったため。しかし学びを深めるにつれて「いま働いている人」のメンタルヘルスに関心が移り、従業員支援プログラム(EAP)を扱う会社で働きたいと思うようになりました。新卒で入るには臨床心理士などの資格が前提だったことから、まずは人材派遣会社に就職し、3年間の営業経験を強みに変えて現在の会社に転職しました。念願だった業界なのでやりがいは大きく、将来的には資格への挑戦も視野に入れています。病棟の看護師として、患者さんの症状の観察のほか生活の援助や退院時の調整など、さまざまな業務にあたっています。刻々と変わる状況から優先順位を考えて行動する必要があるため、責任も大きい仕事です。一方で先輩や上司のサポートは手厚く、同僚と自分たちの看護を振り返る場を設けるなど、スキルアップにも努めています。4人の患者さんを1人の看護師で受け持つため、患者さんだけでなく医師とのコミュニケーションも重要です。もともと話すことは不得意でしたが、大学時代にオープンキャンパスのスタッフを経験したことが苦手意識の払拭につながりました。ほかにも、実習や知識など在学中に学んだことが看護生活を支える土台になっています。就職先としてこの病院を選んだ理由は、実習でお世話になった指導者の方に惹かれたのがきっかけです。患者さんの「できること」に目を向ける看護観に共感し、ここで働きたいと思いました。今はまだ、日々の仕事で精一杯ですが、自分がそうしてもらったようにいつか指導者として実習生に指導することが現在の目標です。※学部・学科・コース名は卒業時のものです。佐々木 彬乃さん看護学部 看護学科 2022年卒業東京都私立 八王子実践高等学校 出身永井 杏子さん人文学部 心理学科 臨床心理学コース※ 2018年卒業神奈川県私立 横浜商科大学高等学校 出身ピースマインド株式会社川崎市立多摩病院72OG MESSAGE

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