駒澤大学 Scoop campus side 2025
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2023年12月、駒沢キャンパス種月館(3号館)種月ホールにおいて、進化系防災訓練「防災コミュニティラボ」が開催されました。(大学では2023年12月21日ま年10月14日〜翌年3月10日まで文学部歴史学科考古学専攻では、発掘実習の一環として毛呂山町教育委員会と連携し埼玉県毛呂山町に所在する川角古墳群と呼ばれる7世紀につくられた古墳の測量調査を2016年から行っています。時代の変化とともに川角古墳群がどのように利用されてきたのか、これまでに駒澤大学が行った測量調査の成果をふまえつつ紹介する内容で、約半年かけて展示を製作しました。 埼玉県毛呂山町に所在する毛呂山町歴史民俗資料館と駒沢キャンパス種月館(3号館)2階ウィステリアにおいて、2023で)の期間、駒大生社会連携プロジェクト展示「川角古墳群が伝えるものー駒澤大学の調査からー」を開催しました。このイベントの背景には、昨年度「地域交流ラボ」に参加した内海ゼミの研究において明らかになった、コミュニティの希薄化や防災意識の低下があります。この結果を受けて、広い世代が参加しやすいスポーツの要素を取り入れた防災イベントを調査研究し、「楽しく体と頭を動かして、人と人の絆を深めながら、防災意識を高める」といった進化系の防災訓練の実装に至りました。このイベントのプロセスでは、世田谷区と協力して、地域のコミュニティを醸成することに力が注がれ、7月の地区別ミーティング以降、内海ゼミの学生は、駒沢親和会防災訓練への参加や、町会、小学校、消防署などに対してイベントの企画や趣旨、競技内容の説明をするなど、地域の方々と交流を重ねてきました。イベントでは、地域住民をはじ1    2    めとする多くの方がご参加され、地域の「防災競技(応急処置競技、障害物競技、災害サイクルリレー)」や「非常食試食会」、「防災グッズの共同製作」、「防災知識クイズ」などを実施し、参加者に災害時に必要な知識や行動を身につける機会を提供できました。世田谷区 × 駒澤大学〜世田谷地域 地域交流ラボ〜埼玉県毛呂山町 × 駒澤大学53世田谷区内の大学に通う学生たちが地域の方々と交流しながら、研究成果やアイデアを地域に向けて発表をし、大学・学生と地域を繋げるきっかけをつくる世田谷区の事業に、駒澤大学から法学部政治学科 内海麻利ゼミの学生が昨年度に引き続き参加し、「まちづくり」をテーマに上馬地区を担当しました。PickUp▶PickUp▶法学部政治学科法学部政治学科内海 麻利先生内海 麻利先生駒澤大学 ウィステリアでの展示進化系防災訓練「防災コミュニティラボ」駒大生社会連携プロジェクト展示「川角古墳群が伝えるものー駒澤大学の調査からー」CAMPUS SIDE〜文化資源(埼玉県川角古墳群)を活かした地域魅力の発見と発信〜駒澤大学の社会連携への取り組み

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