駒澤大学 Scoop campus side 2025
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現代応用経済学科の学科設立10周年記念事業の一環として開設された「現代応用経済学科ラボラトリ(地域協働研究拠点)」は、設立から6年目を迎えました。学外研究員も増えてきたことから、アントレプレナーの視点にアソシエーションの視点を加えることによって、駒澤大学の立地する「世田谷」において地域コミュニティの方々をこれまで以上に巻き込みながら、より開かれた研究拠点になることを目指してますます活動を拡大しています。現代応用経済学科の教員のみならず、2023年度は、経済学部現代応用経済学科ラボラトリが企画・共催して、「協同労働とウェルビーイング:世田谷における都市農業×福祉の実践に学ぶ」をテーマに経済学部公開講座を開催。共同体運営とウェルビーイング実現とを掛け合わせた意欲的な企画となりました。学内の教職員・学生、名誉教授および同窓生、世田谷において多様な活動を展開する方々、国内外の研究者や実務家・起業家など、多様なメンバーで活動しています。された「第3回駒澤大学社会連携ゼミ交流会」では、合計6ゼミが参加し、社会連携に関わるゼミナール活動の報告会と懇親会を行いました。社会連携活動に関心や実績のあるゼミが一堂に会する機会となり、学内外での情報交換や連携・交流活動を前進させる場となりました。厳密に定められており、大学で歴史学や考古学を学んだ者が発掘調査を行っています。「埋蔵文化財保護での専門的な指導に加え協定先の企業が実施する自然科学分析のインターンシップを通じて、長期的で高度な研鑽の機会を設け、埋蔵文化財を保護・活用していく上で必要な専門的知識の修得を目指します。どちらの講座も4年次には実習を行います。今年度の「アーカイブ父市で古文書調査を行い、また、公文書館に行き、アーキビストに学びながら、公文書の選別作業を行います。「埋蔵文化財保護技師講座」では、自治体と協力して埋蔵文化財の普及・啓発事業を行います。学芸員志望の学生だけなく、基本的な知識があるということは就職活動の際にきっと学生たちにプラスとなります。この基礎講座で身につけた知識を、これからのキャリア形成に活かしていってほしいと思います。技師講座」では、学内や協力自治体ズ基礎講座」では、実際に埼玉県秩●●講座」と「埋蔵文化財保護技師講座」の2つの副コースを設置していアーカイブズ基礎講座「アーカイブズ基礎講座」です。埋蔵文化財保護技師講座歴史学科では「アーカイブズ基礎ます。定められた専門教育科目を体系的に履修し、所定の授業科目及び単位数を満たすことにより、専門性の高い知識と技能を修得することが期待できます。該当するコースを修了すると「コース修了証」が発行され、一定の学修成果を満たしたことが証明されます。 「アーカイブズ」とは歴史的な価値が認められ、記録史料となった文書自体あるいは、それを収集・保存・公開する施設のことをいい、それを取り扱う専門職をアーキビストといいます。現代社会において、国や地方自治体の政治、各種企業や団体の活動には、その活動に対しての説明責任が社会から求められ、そこで作成され、機能した文書等が重要な意味を持ちます。一般企業においても、文書を正しく取り扱い、管理することが必要となります。現代だけではなく、古代からの文書の保存、活用・公開に関する基礎知識や歴史を学び、社会に出て活動していく上で役立つ知識・能力を修得してほしいというのがこの 「埋蔵文化財」とは、土地に埋蔵されている文化財のことであり、取り扱いは文化財保護法によってお話をしてくれたのは35アーカイブズ基礎講座埋蔵文化財保護技師講座学科主体学科主体社会連携ゼミ交流会経済学部公開講座お話をしてくれたのは12月に、深沢キャンパスにて開催※コース登録は希望者が対象となり、卒業に必要な要件ではありません。 ※2023年度の内容です。      現代応用経済学科ラボラトリは、持続可能な地域経済社会の実現のために、地域社会に開かれた研究拠点として、研究・教育・地域貢献を融合させる地域プラットフォームのエンジンとなることを目指しています。:歴史学科日本史学専攻、歴史学科外国史学専攻:歴史学科考古学専攻文学部長文学部 歴史学科 日本史学専攻中野 達哉先生CAMPUS SIDE現代応用経済学科ラボラトリ所長経済学部現代応用経済学科松本 典子先生学部や学科で行っている取り組み、専門的な研究を行う研究所・ラボラトリ、資格取得に向けた資格講座によるサポート体制で、学生の学びたい意欲に応えます。経済学部現代応用経済学科ラボラトリ(地域協働研究拠点)文学部 歴史学科 副コース制

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