判断力、行動力、問題解決能力を備えた実践的な教養人を育成する■■■■■■[ 2024年5月1日時点 ]多岐にわたる豊富な専門科目を効率的に学ぶ4つのコース制で体系的な学修を実現豊富な教員陣と現代社会の「骨組み」を学ぶ法学部「正しさ争い」を超えて、大きな視野で世界とつながろう三竹 直哉専門:比較政治学「比較政治学」は政治現象の因果関係を追究する学問です。対象になる政治現象は多岐にわたりますが、民主化や多民族の共存、移民政策、難民政策、先住民族政策、和解や対話の方法などを授業では取り上げています。特に、今は、「正しさ争い」とは異なるアプローチで政治的営みを行うことを目指して、システム思考やコーチングと言われる分野のメンタルフィットネスのトレーニング、ファシリテーションの技法などを政治学に取り込んでいく方法を模索し、授業でも積極的に要素を取り入れています。政治学というと、ああすべきだこうすべきだと議論するものと思われがちですが、比較政治学はそうした「べき論」をするのではなく、「どのような原因条件の組み合わせがあると、ある政治現象が起きるのか。どのような原因条件の組み合わせのもとだと、人間はどのような行動をとるのか」と考える学問です。どのような政治的立場の人でも、ある現象の原因を探る営みには同じように関われるはずなのです。政治現象は、集合的決定、つまり複数の人間で物事を決めることですので、どこにでも見出すことができます。世界レベルや国レベルの政治と、家族間など身の回りにおいて複数人で物事を決めているプロセスには、様々な意味で共通の要素があります。大きな視野をもって世界とつながり、悪者探しやネガティブ探しに陥らずに、ギスギスしがちな「正しさ争い」の世界とは違う世界を目指すトレーニングを一緒にやっていきましょう。卒業論文テーマ・研究課題例少子化・高齢化時代の日本の労働力問題の考察インターネットと排外主義増大の関係現代日本の安全保障戦略と中国アメリカのLGBT政策の揺り戻し米国による半導体サプライ・チェーン再編復興と危機管理ー東日本大震災と政治■■ 総計/941人三竹先生の研究業績はこちらから■男子:663人■女子:278人(70%)(30%)政治学の多岐にわたる分野を体系的かつ効率的に学べるカリキュラムを提供しています。政治学の基本的な理解を深めるための入門的な専門教育科目を1年次から受講できるので、入学時点で自分が何を学びたいのかはっきりしていない人でも、将来の方向性を見つけられます。2年次以降は4つのコースの中から自分自身の関心や将来像に合ったコースを選択します(コース登録は1年次秋)。各コースはそれぞれの専門科目を体系的に順序立てて学べるようにカリキュラムを組んでいるので、専門性を深め、関心を広げる学修が可能です。ゼミではフィールド・リサーチやディベート、国会見学など教員の工夫を活かした指導があります。公務員、議員、NPO、民間企業の方など政治学科卒業生を招いた「実務者講座」や、ジャーナリズム・政策研究所の講座では、政治や行政、マスコミの実務も学べます。96政治学科FACULTY OFLLAAWW
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