日常生活からグローバルな交流まで、現代社会を支える法を学ぶ■■■■[ 2024年5月1日時点 ]将来設計に必要な法的知識を学ぶ少人数教育で実践的な知識が確実に身につく自由に科目が選択でき、視野を広げながら学修法学部「家族法」を通して歴史を学び、社会を幅広く見る目を養う竹中 智香専門:民法民法第4編「親族」と第5編「相続」は「家族法」と呼ばれますが、実際に「家族法」という法律は存在せず、講学上の呼称でしかありません。「家族法」において扱うのは、主に婚姻・離婚・親子関係、そして相続という、家庭生活を送るにあたって避けて通れない事柄ばかりです。時の経過とともに夫婦の生活も医療技術の進歩も様変わりしており、こうした変化に伴う「家族法」の改正も、最近頻繁に進められています。ここ数年で改正された制度として、相続編における「配偶者居住権・配偶者短期居住権」の新設、親族編における「嫡出推定制度」の改正、「離婚後の共同親権」「子の養育費の確保方法」の導入等があります。これらの制度が、今後どのように家庭生活の変化を補っていけるのか、今後の動向が注目されます。社会の様相は時とともに変わりゆくもので、家族法の観点からもその変化を見て取ることができます。もちろん法律の新設・改正は時間がかかるものですし、即座に社会の様相を知るには、株価や為替レートの変動等を見る方が手っ取り早いかもしれません。ローマ法以来の歴史をもつ「法学」は最も古い学問の一つであり、人類が英知を結集して造り上げてきた学問です。現代の目まぐるしい変化に対して、法律の動向は遅々たるものに見えるかもしれませんが、ローマ法時代から現代に至る社会を見ることができる点において、学問としての面白さ・興味深さは他の追随を許しません。「家族法」を通して歴史を学び、社会を幅広く見る目を養ってください。卒業論文テーマ・研究課題例最高裁判例におけるDNA鑑定結果の証拠能力について子育て支援の法と政策高齢者医療・介護改革の法的検討予防接種と国家賠償責任フレックスA■■ 総計/1,396人[ 2024年5月1日時点 ]フレックスB■■ 総計/567人竹中先生の研究業績はこちらから■男子:868人■女子:528人■男子:417人■女子:150人(62%)(38%)(74%)(26%)国家・地方公務員、警察官など各種公務員試験や、司法書士など独立開業できる法的資格を取得するための試験には法的知識を必要とします。それらの試験科目の基礎を学ぶことができます。また企業内でコンプライアンス(法令遵守)を実施するために必要な知識など、民間企業・団体への就職に直結した学修ができます。基礎的科目の知識を深める2年次の基礎演習、専門的知識の応用力を養う3・4年次の演習まで、少人数で行われるきめ細かな授業が用意されており、討論や共同研究を通じて様々な発見をすることができます。大学生活では、様々な経験を通して視野が広がり、希望する卒業後の進路や興味関心は変化していきます。法律学科では、1年次に法律を学ぶうえで基礎となる憲法・民法・刑法の知識をしっかりと身につけた後は、様々な法を自由に学ぶことができます。将来において有益な科目を自由に選択し、学修の視野を広げてみましょう。94法律学科[フレックスA・B]FACULTY OFLLAAWW
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