ビジネスとコミュニティから経済を読み解き、アントレプレナーシップを養う■■■■■■■[ 2024年5月1日時点 ]基礎能力の体系的学修就職に繋がる実践力最先端の経済学・経営学とトレンド創造経済学部理論と現実を行き来し、実践的な力を身につける大前 智文専門:中小企業の存立条件論私の生家は、愛知県瀬戸市で陶磁器の下絵付け・焼成を行う、地場産業のど真ん中にありました。町工場や産地の急激な変化の在り方、衰退傾向に立ち向かう人々の姿に心が動かされ、その経済・経営理論的なメカニズムに興味を持ちました。中小企業は厳しい経営環境と限られた経営資源の中で、先進的な取り組みに果敢に挑戦しています。その魅力を発見するためには、研究者の側から積極的にアプローチし、現場に足を運び、研究対象を「見る目」を養うことが求められます。社会・経済に数多く存在する課題を発見し、分析し、現実と格闘する能力を身につけることは重要ですが、それは時に不安や恐怖を伴います。例えば、自ら電話やメールでアポイントを取り、明確な問題意識と手土産を携えて現場に赴くということが取材の基本的なプロセスとなりますが、この第一歩目から怯んでしまう方も多いでしょう。この不安や恐怖を乗り越え、一度ならず二度、三度と試みるような勇気や度胸、軽快なフットワークが求められます。現代応用経済学科では、理論と現実との行き来を重視しています。既存理論から現実にアプローチし、現実をうまく説明・表現できるのか検証します。その現実の在り方を再び理論にフィードバックし、理論を更新します。現実は変化し続けていますので、絶え間ない理論と現実の行き来が求められます。この過程で実践的な力が身につくと考えています。スタートは理論と現実のどちらからでも構いません。興味関心がたくさんある人、色々なことに問題意識がある人、様々な将来設計を自身の進路として描ける人は現代応用経済学科の門をたたいてほしいと思います。卒業論文テーマ・研究課題例日本企業におけるキャッシュレス化の現状と将来展望脱炭素社会に向けた自動車メーカーのSDGs経営脱・孤育てに向けたまちづくり駒澤大学生のコロナ下の不安・自粛政策の評価・将来ビジョンサッカーにおけるペナルティキックのゲーム理論的分析ファストファッションにおける競争戦略の潮流と将来展望新潟県燕市の地場産業の現状と課題■■ 総計/659人大前先生の研究業績はこちらから■男子:466人■女子:193人(71%)(29%)基礎的な経済学・経営学の考え方を1・2年次の選択必修科目で学びます。将来のキャリアを考え、2年次から「ビジネス経済コース」と「コミュニティ経済コース」を選択し、それぞれに必要な専門科目を体系的に学ぶことで、現代の経済事象を読み解く能力を身につけます。1年次からキャリア・デザインを考え、体系的学修とゼミで実践力を身につけることで、金融・商社・メーカー・流通など幅広い分野の企業への就職が可能です。大手企業のみならず、様々な資格職や公務員、地域経済の担い手として活躍する卒業生が多数います。ゲーム理論や法と経済学などの最先端の経済学理論や、コミュニティ経済を支える組織やビジネス活動を対象とする経営学的視点を重視した科目を学び、「トレンド創造(Know-Why)型」の新しい価値を創造し、企業家・起業家精神旺盛な人材(アントレプレナー)を育成します。IICCSS90現代応用経済学科FACULTY OFEECCOONNOOMM
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