経済を科学し、豊かな社会の担い手に■■■■■■経済の仕組みを踏まえ、現代を見通す生きた経済学を学ぶ体系的に、深く考える学修を経済学部経済学的思考を身につけ、理論的、実証的に教育問題に取り組もう北條 雅一専門:教育経済学「教育経済学」は、教育を経済活動の一部と捉え、経済学の枠組みで教育を分析する学問です。私たちは教育を受けることで基本的な読み書きや計算の能力だけでなく、高度な知識やスキルを身につけることができます。そして、地域や国全体で人々の教育水準が高まれば、経済成長や社会の豊かさの増大、治安の改善、民主主義の進展など、様々な面で社会の発展につながる可能性があります。現在、目に見えるような格差が大きく現れてきています。教育の格差は貧困など多くの社会問題に関連しており、教育という観点から社会や経済活動を見ていくと、所得の差だけでなく、健康状態の違いや少子化など様々な問題とも関わっていることがわかります。教育の格差が個人の将来に及ぼす影響は大きく、その影響を少しでも小さくする方法を考えることが必要です。経済学科での学びは、資格取得や直接的にビジネスに役立つスキルの習得を目指すものではありませんが、学んだ内容を自分で結びつけることで、教育のような一見経済と関係がないと思われる領域にも応用することができ、様々な問題にアプローチすることができる非常に懐の深い学問です。大きな視点で言えば、社会の仕組みやグローバルな経済活動のメカニズム、消費者や企業の行動原理を学び、これらの仕組みがどのように世の中を動かしているのかを理解します。理論分析・実証分析の手法を用いて、様々な問題を経済学の知見から分析・実践できるよう、経済学を使うスキルを身につけてほしいと思います。卒業論文テーマ・研究課題例スタートアップ・エコシステム政策が生む持続可能な地域づくり日本の水産物流通における仲卸の必要性商品パッケージが消費者に与える影響都市近郊における駅前再開発:入曽駅周辺整備事業を事例として原発誘致政策と地域開発:地域活性化の視点からみる原発政策サステナブルファイナンス:ESGの課題と今後日本が目指すべき姿■■ 総計/1,453人[ 2024年5月1日時点 ]北條先生の研究業績はこちらから■男子:1,087人■女子:366人(75%)(25%)複雑怪奇に見える経済ですが、一国の経済の仕組みと規模の表し方、財政・金融政策の役割と効果、貿易の役割など、先人たちによって解明が進んでいます。経済学科では、これらの経済理論をしっかり学び、その上に立ってグローバル化が進む現代経済の分析に取り組みます。経済は生もの、日々姿を変えていきます。新型コロナウイルスや人工知能等による第4次産業革命など、新しいテーマが次々と登場しています。経済学科では、学内外での演習(ゼミ)活動、キャリア教育、インターンシップや実務家による講義など、生きた経済事情を学ぶ取り組みに力を入れています。経済学科では、経済の理論と歴史を学ぶ「経済学コース」、グローバル化時代に対応する「国際経済コース」などのコース制により体系的学修をサポートします。さらに、2年次から始まる少人数制の演習(ゼミ)での発表や討論を通じて、経済への理解を深めていきます。IICCSS86経済学科FACULTY OFEECCOONNOOMM
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