福祉の知識と技術を身につけ、「共感力」「人間力」を育む■■■■■■■■■■■LEETTTTEERRSS[ 2024年5月1日時点 ]希望に沿ったキャリアプログラムが選べる資格取得や技能向上を強力にサポート少人数教育を重視した授業が充実文学部相互理解が多様性を尊重する社会への道を開く桐原 宏行専門:職業リハビリテーション・障害者福祉社会には「障害」に対する特別視や誤った理解が多いと感じます。体験イベントやテレビ番組など多くの啓発機会があり、パラアスリートの活躍をみて驚く人など感じ方は様々ですが、身近に障害を持つ方がいなければ自分とはやや距離のある存在になってしまうのではないでしょうか。一方で、大きなアクシデントが発生しケガや病気になるリスクは誰もが有し、それにより多様な心身機能の損失・低下が起こり、遠い存在であった「障害」がたちまち我が事になってしまう可能性は常に存在します。世の中にはそれぞれのゴールに向かい頑張る機会は多くありますが、多様性の時代には環境を人に合わせる工夫がさらに重要になると私は考えています。障害者福祉を学ぶ上で、「障害」を機能的・活動的・社会的側面で理解し、「できること」に目を向けることで、さらにできることを増やす発想が生まれます。合理的な配慮とは特別なことではなく、相手の状況や立場を理解し、一緒に考えていくことなのではないかと思います。福祉は対人理解の学問です。「子どもだから、老人だから」と言っているうちは、なかなか理解は進みません。様々な背景を持った子どもであり、お年寄りであり、それぞれの背景を持って世の中を生きていることを理解し、相互理解の上で考えること、それが多様性に沿った行動につながります。人に関心を持ち、人を多面的に捉えたいというマインドを持った人は、ぜひ一緒に福祉を学んでみましょう。卒業論文テーマ・研究課題例保育におけるICT活用に関する研究高齢者を対象としたドッグセラピーに関する研究障害者雇用の合理的配慮における一考察企業における社会貢献活動に関する研究子育ての今とこれから 〜愛着からの一考察〜高齢者と犯罪に関する研究LGBTの国際比較に関する研究女性の就労とライフイベントに関する研究スポーツと健康寿命日本在宅医療の現状と今後の課題大人の発達障害に関する研究発達段階における愛着形成不全の弊害■■ 総計/339人桐原先生の研究業績はこちらから(71%)■男子:98人(29%)■女子:241人1年次からのキャリア教育が充実しています。将来、福祉のプロを目指す人は「福祉専門職系」のプログラムで相談援助の知識・技術を磨きます。福祉の知識を活かして一般社会で活躍したい人は「福祉教養系」のプログラムで自らのキャリアをデザインしていきます。社会福祉士・精神保健福祉士の両受験資格のほか、社会福祉主事・児童指導員等の任用資格が得られます。社会福祉学専攻では、国家資格の合格に向けたサポートプログラムに力を入れています。また手話や点字などの福祉技能を身につける授業も充実しています。学生と教員との face to face の環境で、密度の高い福祉教育を行っています。基礎演習・専門演習(ゼミ)では、学生が主役となり、問題解決能力やプレゼンテーション能力を身につけます。福祉実習・演習では、理論と実践を段階的に統合しつつ体得していきます。80社会学科[社会福祉学専攻]FACULTY OFL
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