日本文学と日本語を深く学び、日本文化を多角的に考察する■■■■■■■■■■■■LEETTTTEERRSS[ 2024年5月1日時点 ]古代から現代までの国語学・国文学(古典文学・近現代文学)・漢文学の研究少人数制の専門ゼミと多彩な講座厳しさと和やかさを持った学修環境文学部暗号解読のように、『万葉集』から当時の知のネットワークを探る仲谷 健太郎専門:上代文学仲谷先生の研究業績はこちらから■男子:205人■女子:363人(36%)(64%)音韻・語法・方言といった国語学、万葉集・源氏物語・平家物語・徒然草・上田秋成などの古典文学から、□口一葉・夏目漱石・村上春樹・江國香織・谷川俊太郎などの近現代文学までの文学作品、日本・中国の漢文文献の研究を、専任教員のもとで幅広く、専門的に学ぶことができます。2年次から必修の演習(ゼミ)があり、少人数制によるきめ細かな指導が行われています。また、児童文学作家による創作指導や演劇による身体表現、映像表現の分析や文学との比較、編集実務等、表現に関する学際的な講義も豊富に用意しています。卒業論文を目標にしてゼミ生同士で切磋琢磨し合う環境の中で学べます。また、個々の研究を踏まえ、質疑応答・グループワークなどを活発に行うとともに、とてもフレンドリーな雰囲気の中で学べます。上代(飛鳥・奈良時代)の文学作品の中でも、特に『万葉集』の和歌や『懐風藻(かいふうそう)』などの漢詩を専門としています。この時代の文学作品が中国などの諸外国の文化・文学からどのような影響を受けて形作られたのかが興味の中心です。日本文学、しかも『万葉集』の研究というと、内向的なイメージがあるかと思います。しかし上代は隋や唐、朝鮮半島の諸国家との国交が盛んに行われており、国外の様々な思想や芸術、そして文学が摂取されていたはずです。そこからの影響を踏まえて『万葉集』を読み解くことで、新たな解釈を行うのが私の研究です。国際関係を通じて古典文学を読むことは、まるで当時の知のネットワークの在り方を探っているようで、調査のたびにその広がりが感じられます。『万葉集』などの上代の文学は、漢字のみで書かれています。初めて目にした時は、まるで暗号文のように映ることでしょう。それを読み解いていく作業は、いわば暗号解読のようなもの。解き終えた時には、えもいわれぬ達成感があります。和歌が好きな人、日本史でも特に古い時代に興味がある人、ちょっと違う視点から古典を学びたい人、そんな方にはきっと上代の文学研究を楽しんでいただけると思います。卒業論文テーマ・研究課題例感動詞の歴史的研究大分方言の複合語アクセントについて『万葉集』の「夢」『源氏物語』研究『平家物語』覚一本における女性像『今昔物語集』における鬼について『西鶴名残の友』論□口一葉研究芥川龍之介『魔術』論村上春樹『国境の南、太陽の西』論谷川俊太郎研究『唐詩選』諸注釈の研究■■ 総計/568人64国文学科FACULTY OFL
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