駒澤大学 大学案内 2026
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社会調査士とは、社会調査の知識や技術を用いて、世論や市場動向、社会事象等を捉える能力を有する「調査の専門家」のことです。2004年4月からスタートした制度で、その認定は、日本社会学会をはじめとする、複数の全国学会が設立した社会調査協会が行います。社会学専攻の学生で、社会調査関連の一定の科目を修得した者は、社会調査士の資格を申請することができます。この資格は、企画・調査・広報・マーケティング・マスコミなど、多くの仕事への活用が可能です。社会福祉士は、福祉分野のスペシャリストとして、福祉に関する専門的な相談・助言・指導を行うための国家資格です。介護保険の導入などによって、福祉サービスへの需要が急速に増えている現在、相談援助のプロフェッショナルである社会福祉士の必要性は増すばかりです。有望な国家資格の代表と言えるでしょう。文学部社会学科社会福祉学専攻において、厚生労働省・文部科学省の指定する科目単位を修めると、国家試験受験資格が取得できます。精神保健福祉士は、精神医療・保健分野のスペシャリストとして、福祉に関する専門的な見地から相談・助言・指導を行うための国家資格です。今や精神疾患は5大疾患の一つ。うつ病や自殺の問題など国民の心の問題がクローズアップされる中、医療機関や地域の社会復帰施設また行政の職員として、その活躍の場が広がっています。文学部社会学科社会福祉学専攻において、厚生労働省・文部科学省の指定する科目単位を修めると、国家試験受験資格が取得できます。児童指導員とは、児童福祉施設で生活する18歳以下の子どもを支援する「任用資格」保持者のことです。児童養護施設、障害児施設などで生活する子どもたちの自立や社会参加に向けた支援や指導を行います。社会学科または心理学科の全課程修了によって任用資格を満たし、採用試験を受けることができます。公認心理師は保健医療、福祉、教育、司法・犯罪や産業・労働など、社会の様々な場面で心理学に関する専門的知識・技術を用いて、国民の心の健康の保持・増進を図ることを目的とした日本初の心理に関する国家資格です。本学心理学科、ならびに大学院では2018年以降、この資格取得に必要なカリキュラムに対応しており、厚生労働省に指定された科目と、学内外での実習を修めて卒業した上で、2年以上の実務経験、もしくは大学院で必要な科目の履修・修了することで国家試験受験資格が取得できます。臨床心理士は、臨床心理学の知識・技術を用いて心理的な問題を扱う専門職です。内閣府が認可する公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院を修了し、試験に合格することで資格が取得できます。1988年に発足して以降、日本でもっとも歴史のある臨床心理学の専門家資格であり、本学大学院は臨床心理士養成を行う第一種指定大学院です。資格取得後、5年ごとに資格の更新が必要な本格的な「心理専門職の資格」です。中学・高校の教員を目指し、教育職員免許状を得ようとする学生のために、教職課程が設置されています。各学科の卒業に必要な単位の修得と並行して、教育職員免許法で定められた科目の単位を修め、教育委員会へ申請することによって、中学校1種免許状、高等学校1種免許状が取得できます。教職課程は1年次から始まり、学科ごとに取得できる免許状が異なります。学校図書館司書教諭とは、小・中・高の学校図書館の管理・運営に従事し、児童・生徒に読書と学校図書の利用を指導・助言する専門職です。本学における資格取得のための講座は2年次から始まり、学校図書館法に定められた専門の科目の単位を修得するとともに、中学校・高等学校いずれかの教員免許状を取得しなければなりません。なお、都道府県や市町村の公共図書館等における専門的職員である司書資格とは異なります。学芸員は、博物館・美術館・郷土資料館などで、資料の収集・保管・展示・調査研究等に携わる専門職です。専門の科目は1年次から開講され、3・4年次には学内および学外実習を行います。学内施設である禅文化歴史博物館の設備や、実物資料を用いた授業も行われています。社会教育主事は、公民館や社会教育センターなど、各種社会教育施設や団体において生涯教育や社会教育が行われる際、専門的・技術的な指導や助言を行う専門職です。専門の科目は2年次から開講され、3年次には学外実習を行います。社会教育主事の資格取得には、所定の専門科目の単位修得と1年以上の実務経験が必要です。社会福祉主事とは、地方自治体の設置する福祉に関する事務所においては生活保護法、児童福祉法、母子及び父子並びに寡婦福祉法等の法律に定める援護や育成等の措置に関する事務を行うことを職務とする専門職です。この資格は、所定の専門の科目を修め、公務員の福祉関係の職場に就くことで、はじめて効力を持つことになります。社会福祉施設職員等の資格に準用されています。地理学科の学生が、必要とされる専門科目を修めると、卒業後、国家試験を受けずに国土地理院に資格申請することで、測量士補の資格を取得することができます。測量に関する実務経験を2年以上積むことで、測量士の資格が取得できます。コンピュータを利用した、地図の作成と分析を専門とする資格です。地理学科が指定する専門科目を修め、GISを用いた卒業論文を執筆することにより、日本地理学会にGIS学術士資格取得申請をすることができます。地域調査士は、地理学的手法に基づく地域調査の専門技能を有する、「地域調査のプロ」です。地理学科が指定する専門科目を修め、卒業までに「地域調査士講習会」を受講し、地域調査を伴う卒業論文を執筆することにより、日本地理学会に資格取得申請をすることができます。この資格を取得することで、マーケティングやまちづくりの分野での活躍が期待されます。[対象:文学部 社会学科 社会学専攻][対象:文学部 社会学科 社会福祉学専攻][対象:文学部 社会学科 社会福祉学専攻][対象:文学部 社会学科/心理学科][対象:文学部 心理学科][対象:文学部 心理学科][対象:文学部 地理学科][対象:文学部 地理学科][対象:文学部 地理学科]社会調査士社会福祉士精神保健福祉士児童指導員公認心理師臨床心理士教職課程学校図書館司書教諭講座博物館学講座(学芸員)社会教育主事講座(社会教育主事任用資格・社会教育士)社会福祉主事講座(社会福祉主事任用資格)測量士補G I S 学術士〈日本地理学会〉地域調査士〈日本地理学会〉116□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

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