経営に関する課題を適切かつ迅速に解決できる人材を養成する■■■ 専門科目を通じて企業を多面的に捉える体系的な授業科目やコース制グループワークで問題解決能力を養う経営学部企業経営の歴史から学び、経営戦略能力を身につける山藤 竜太郎専門:日本経営史「日本経営史」とは「日本」企業の「経営」の歴「史」を扱います。例えば、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは京成電鉄と三井不動産、朝日土地興業の3社が共同で1960年に設立しました。1974年の基本計画ではプールや野球場などがある巨大レジャー施設でしたが、アメリカのディズニー社と交渉を続け、1979年に東京ディズニーランドの基本契約を結びました。1983年に東京ディズニーランドが開園し、2001年には東京ディズニーシーも開園、現在では2パーク合計で年間3,000万人前後が来園しています。このような企業の歩みについて学ぶのが日本経営史です。「日本経営史」の面白さは、過去の経営の判断が現在につながっていることを実感できる点です。三井不動産のライバルである三菱地所が富士山麓にディズニーランドの建設を計画していたので、三菱地所が誘致合戦に勝てば、ディズニーランドは今の場所にはなかったかもしれません。1987年から計画が始まった第2パークは、当初はアメリカ主導の「ディズニー・ハリウッド・スタジオ・テーマパーク」でしたが、「日本人に合う、何度でも来たくなるパーク」を実現するため、1992年に「海」をテーマに変更し、現在のディズニーシーが実現しました。このように「日本経営史」を学ぶことで企業活動についての理解が深まり、自身の就職活動に役立つだけでなく、就職した後も企業における意思決定を支えるスキルを身につけることができます。卒業論文テーマ・研究課題例サステナビリティ報告基準に関する考察2030年までにAIが事務職の仕事を奪うのか日本のジョブ型雇用への挑戦■■ 総計/1,478人[ 2024年5月1日時点 ]山藤先生の研究業績はこちらから■男子:982人■女子:496人(66%)(34%)経営学・会計学・経済学などの専門領域から、企業を様々な観点で捉え、将来の企業人に求められる知識や物事の見方を幅広く学びます。これらを身につけることによって、自ら課題を発見し迅速に解決できる能力が養われます。必修科目や選択必修科目を多く配置し、特定分野に偏ることなく、幅広く学ぶことを重視しています。また、専門科目をより体系的に学ぶことができるように、「企業経営」「企業会計」「経済分析」「金融キャリア」の4つのコースを設けています。経営の現場では、直面する課題を正しく認識し、解決していく能力が求められます。その能力を養うために、演習(ゼミ)を重視しています。演習では、討論やプレゼンなど他者と協働しながら自分で考える習慣を身につけることができ、コミュニケーション能力も向上します。IINNIISSTTRRAATTIIOONN100経営学科AADDMMFACULTY OFBBUUSSIINNEESSSS
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