4医療保健学部 言 語 聴 覚 士 とは県立宇都宮北高校出身（栃木県）就職先機器を用いて聴力の状況を確認する演習もあります金田リハビリテーション学科菜摘活 躍 の 場 を 広 げ てい きた い言語聴覚学専攻年（取材時）川上 学外実習に行くまで、大学では多くの科目を学びますが、一つの科目もおろそかにできません。金田さんは、1・2 年生の頃は学びのペースを掴みかねているようでしたが、臨床実習に出てからは将来像が明確になり、私の想像以上に大きく成長しましたね。金田 机上での勉強や学内演習では、どうしても今の学びが現場にどうつながるのかがイメージできませんでした。しかし、実際に臨床実習で言語聴覚士の先生方が患者さん一人ひとりに向き合っておられる姿を見て、そういった支援をするには、大学での学びの一つひとつの大切さがわかり、勉強内容の意味を実感することができました。川上 臨床に出ると、お子さんから高齢者の方まで、言語聴覚士にはさまざまな要請が来ます。多様な世代かつ言語聴覚障害のある方とコミュニケーションを取り、評価・訓練を実施していくことが求められます。臨床実習でそれらの重要性を認識できたのも、貴重な経験だったと思います。金田 特に多くの学びを得られたのは、4 年次の臨床実習です。患者さんの状態を評価した際に、実習指導の先生から「言語聴覚療法を実施するには、患者さんの症状や問題の側面を詳しく精査することや、その特徴を明確にすることが必要で、それらが不十分である」と指摘を受けました。そこで、患者さんがなぜその課題ができなかったのか、その原因や発症プロセスをき れ い な 校 舎 や 真 新 し い 実 習 設 備 、検 査器 具などに感激！臨床実習では「毎日お弁当を持って行く」を目標にチャレンジ。97く、退院後の自宅や施設などでの生活を見据えて支援をします。患者さんや家族のご希望をうかがいつつ、社会参加に向けての手助けをします。役立つの？言語聴覚士は、言語聴覚障害や嚥Q1入学時の思い出は言 語 聴 覚 学 専 攻 の 一 期 生として 入 学。Q2挑戦したことは健 康 管 理 の た め 自 炊 を 開 始 。3 回 の川上勝也言語聴覚療法の実 際に触 れて気 づいた勉強の意義「話す」「聴く」などのコミュニケーションや、「食べる」ことに不自由さのある人にリハビリテーションを行い、機能の回復や支援を行う専門職です。考えたり、訓練を計画するために必要な検査内容を見直したりしました。自分の力不足を痛感する出来事でしたが、次の実習では、より患者さんに即した評価をすることや、具体的な訓練計画を立てることができ、実践力を伸ばすことができたと思います。川上 学生には、将来的に研究や学会発表などにも挑戦してほしいと思い、指導をしています。知識を詰め込むだけではなく、「なぜそうなるのか」というリサーチマインドを持つことが、医療・保健・福祉・教育などの発展に貢献できるはずです。その点、金田さんは積極的に聴覚や嚥下に関する学会に参加していましたね。金田 さまざまな研修会や学会に参加して、聴覚領域の臨床にも興味を持ちました。高齢の方の中には、補聴器の装着や操作が難しい方がおられたり、故障を放置していたりする方もいらっしゃいます。言語聴覚士は補聴器の調整をして、聞こえが不自由な方のQOL向上に貢献できます。将来は病院での臨床経験をもとに、聴覚領域でも活躍ができたらと思っています。下障害の方に対し、現在だけでな例えば社 会のどんな場面で東京品川病院講師言 語 聴 覚 士 の
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