4医療保健学部 チャレン ジ 精 神 を 忘 れ ず理 学 療 法 士 とは常総学院高校出身(茨城県)就職先高度な三次元動作解析ができる環境も用意されています笹川リハビリテーション学科夢帆理 学 療 法 士 としての 夢 を 追 い 続 け る理学療法学専攻年(取材時)笹川 高校生のときに交通事故に遭い、ずっとやっていたアーティスティックスイミングが一時的にできなくなってしまいました。精神的に落ち込んでいたときに、理学療法士の方にリハビリで心身ともに支えていただき、そこから医療系の仕事をめざすようになりました。東京工科大学は、理学療法士の国家試験の合格率がとても高く、4 年間ここで一生懸命取り組めば将来につながると感じて志望しました。渡部 笹川さんは理学療法士の勉強以外にも、アーティスティックスイミングの競技経験を生かして日本水泳連盟の大会運営に加わったり、本学に水泳部を復活させたりととても活動的で、充実した 4 年間になったのではないでしょうか。笹川 自分でも視野が広がったように思います。中でも印象深いのは病院での実習です。4 年次では、退院間近の患者さんのご自宅で家屋調査を行いました。玄関に 5cmほどの段差を確認し、リハビリを兼ねてそこを登るメニューを考えたり、自宅改修のポイントを挙げたり、現役の医療従事者の先輩方とリハビリプランを立てていくことが本当に良い経験になりました。渡部 家屋調査では理学療法学の観点からだけでは、法律や地域の制度までカバーしきれないため、一緒に訪れる医療従事者との連携が欠かせません。患者さんがご自宅に復帰された際に、どのようなリハビリが必要友人たちとは今でも仲間。大学でさまざまな地域の友人ができたことが嬉しい。名ほどの部員が在籍し、活動が本格化。93処法を確立できれば、誰もが自分で、扁平足の 予防や 歩きやすさの 向上を図ることができるようになります。役立つの?扁平足の治療法は多くありますが、Q1入学時の思い出は入 学 式 前 のガイダンスで 仲良くなったQ2挑戦したことは水 泳サークルを立ち上げた。今では 20渡部祥輝実践的に考える力を養う疾病や障害により本来の身体機能、動作、行動および生活に支障をきたした状態から回復を促進し、パフォーマンスの向上を支援する医療専門職です。になるかを考えるきっかけになってくれれば嬉しいです。笹川 卒業研究では、扁平足の方に対応するテーピング方法を取り上げました。研究を進めるうえで難しかったのは、テーマに対してどういう条件設定や実験をしていけば答えに辿り着くか、アプローチの方法を細かく決めていくことです。渡部先生には、研究の方法や実験手順に関して、何度も相談して助けていただきました。渡部 実験では本学の 3 次元動作解析装置を使って、足の関節の動きの測定を頑張っていましたね。私の専門である動作解析と足の機能に関する研究は、難解なテーマで分析や実証に時間がかかりますが、笹川さんは未知の事柄にも臆せず挑戦して、一つひとつ丁寧に粘り強く取り組む姿が印象的でした。今後もそのチャレンジ精神を忘れずに研鑽を積めば、理学療法士としてオリンピックのアーティスティックスイミング代表に帯同する夢を、必ず叶えられると信じています。身近に手に入るテーピングによる対例えば社 会のどんな場面で高島平中央総合病院講師
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