From the LabFrom the LabFrom the LabFrom the Lab社 交 差 展 開 構 造 の プ ロ ダ クト へ の 応 用デザイン専攻修士課程巣鴨高校出身(東京都)就職先年(取材時)プ ロ ダ クト に ハ マ る 形 を 見 つ け、言葉がなくても使い方が伝わる形を追究し、社会 変革を起こしたい。五月女大学院健翔デザイン研究科284五月女さんは折り紙を使って、「内と外が触れ合わない」独自の交差展開構造を開発。プロダクトへの応用を見据え、「ユーザーに提供し、想起させる」研究に取り組みました。会 で 実 践してこそデ ザ イン、と 考 え、タイプの 違 ういくつ か の 学 外 プ ロ ジェクトに 取 り組 んで います。代 表 を 務 め るプ ロ ジェクト「Lifeh ackMa te rial」で は 素 材 の ポ テンシャル を 引き出すデザイン活 動を、個 人ではライフワークである折り紙をコミュニケーションツールとして、小 学 校や地 域でワークショップを開催しています。大 学 院では、折り紙 の 構 造を応 用したデザインの 研 究を実践。今回は、私が開発した「内と外が触れ合わずワンタッチで折り畳め、広がりにくい折り方 」のプロトタイプを、説明なくユーザーに渡してアウトプットの可能性を探っています。ユーザーに考えさせるのはデザイナーとして無 責 任という意 見がある一 方、ユーザーがどう使うのかが事 実とも言えます。一 案として「 片 手で畳めるマスク」を検 討しているのですが、片 手が不自由な人のみならず、子どもをあやしながら、買い物で片 手がふさがっているなど、この形 状の利便 性がどんどん深 掘りされていくと感じます。マスク以 外にも、テントなどに応用しても面白いかもしれません。株式会社コンセント新しい構造物の新しい利用法を見 つける研 究研 究 がMy future plans世の中になかった形のシンデレラフィットを探せ楽し い
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