東京工科大学 大学案内 2025
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就職先就職先 ●蒲田悪臭MAP下水臭煙草臭ゴミ臭ゴミ臭トイレ臭煙草臭下水臭1.自作のマスキング香料を試した結果annnon・駅前や公園の公衆トイレ・前にオジサンが立ちションしているのを見かけた商店街の一角・アンモニア臭・トイレ臭喫煙所公園効果を発揮した場所安穏効果を発揮した悪臭適した使用空間煙草臭煙草臭下水臭●蒲田で不快な臭いを感じた場所に印を付けた。ゴミ臭煙草臭煙草臭人臭さ汗臭さトイレ臭煙草臭人臭さ汗臭さsoukaiidou移動ippuku公衆トイレゴミ捨て場電車などの交通機関喫煙所喫煙所東京工科大学呑川細路地公衆トイレ喫煙所細路地電車内蒲田駅細路地・マンションのゴミ捨て場・飲食店の外のゴミ置き場付近・道端のなんか臭い水たまりの近く・電車の車両内・混み合ったバスの車内・狭いエレベータ内・駅前の喫煙所・学校の喫煙所・喫煙所ではない駐車場の一角・生ゴミ臭・下水くささ・人くささ・汗臭・煙草臭このように、蒲田駅周辺だけでも沢山の不快な臭いが存在することが分かった。この調査や、普段頻繁に電車を利用する友達の体験談などから「どんな場所でどんな臭いが、不快な空間を生み出しているのか」を調べた。どこでどれぐらいの時間にa.人やその他生物から出ているにおい生臭さ(磯臭さ)・カビ路上を歩いてるときに特に感じる人からする酒臭さ・人間臭・汗臭・煙草臭電車・喫煙所で感じるb.モノから出ているにおい 下水のにおい・ゴミ臭トイレ臭路上を歩いてるときに特に感じる公園や駅前の公衆トイレ実際に、それぞれの場所に行き、自作のマスキング香料がどんな効果を発揮するのか試した。効果を発揮した場所効果を発揮した場所効果を発揮した場所爽快一服効果を発揮した悪臭効果を発揮した悪臭効果を発揮した悪臭適した使用空間適した使用空間適した使用空間どんな臭い?7879プレゼンで全員の作品を一気見。制作者を知ら ないで作品だけ集中して見られたのが新鮮だった。と挑戦したいという思いが強くなり、最後にもう1社のジェ・シー・スパークに申し込みました。今はその決断をして良かったと思っています。葛原 ジェ・シー・スパークは、誰もが見たことのある広告を制作する素晴らしい制作会社です。なかなか採用されない狭き門ですね。おそらく、表現力はもちろん、村上さんの取り組む姿勢なども含めて総合的に評価されたのではないかと思います。卒業研究もがんばりましたね。村上 「防災を取り入れた地域ブランディングの研究」をテーマに選びました。私が住む江東区深川は、江戸の文化息づく下町情緒溢れ人との接点を増やしたいと思い、学生だけで展示会を開催する有志団体にSNSを通じて参加。る街で、お祭り前になると玄関前に提灯を飾る風習があります。一方で震災や集中豪雨の影響から、水害を含む災害への備えも重要視されている地域です。深川らしいモチーフで、もしものときに各家庭から無事を伝える方法はないかと考え、この馴染みのある「提灯」と、大切な人とつなげてくれる「ポチ袋」を中心とした地域ブランディングの提案を行うことにしました。親戚に東北出身者が多く防災の重要性を感じていたのですが、この提案が地域の絆を生み、地域防災に貢献できるということで意義を感じています。葛原 村上さんはこの卒業研究で、「2023年度日本デザイン学会秋季企画大会」の発表会において、同じゼミの山田祐真さん(研究タイトル「メタバースを活用した祭学外の地域コンペに積極的に参加。下調べを兼ねて地域を散歩するなど、 準備時間も楽しめた。ゼミに入り、高評価を得たいとがんばる志高い友達がいる環境下で、卒業制作に没頭。りの魅力を伝えるデザイン研究〜東北の6つの祭りを通して〜」)とともに学生プロポジション優秀賞を受賞しました。対外的に発表して自信につなげてほしいという思いがあり、私のゼミで初めての試みでしたが、素晴らしい結果だったと思います。いというのではなく、多角的に思考し、デザインに至るさまざまな要素を整理ができるようになったようです。「描けない、つくれないと怖がる前に手を動かしてつくる」強さも感じます。村上 今後、デザインをしていく中で、「この人がいれば安心する」と思われる、信頼されるデザイナーをめざしていきたいです。そのために一つひとつのデザインを、丁寧につくり上げていくことを大切にしていきたいと思います。んなとき、東京工科大学のパンフレットに載っていた、プロジェクションマッピングの写真が目に留まりました。高校は普通科だったので、1からの状態でも適性に応じてじっくりデザインを学べるこの学部を選びました。田村 グラフィックデザインや映像は文字組み、構図の精密さ等々、テクニカルな要素が多いですが、私たちの空間の領域は、どちらかといえば概念です。例えば社会ってなに? とか、人が生きるってなに? といった曖昧な部分を扱うので、その意味では初歩からデザインを学び始めるような未知の可能描くこと、つくることなどを広く学ぶ。難しく感じていたデッサンも上達し、その楽しさを実感する。学生とやり取りする時間は、仲間からの発想の宝庫で、本当に楽しかったです。なかでも田村先生は、コロナ禍を逆手にとって、サーキットや音楽ホールから時間や空間に縛られない授業を展開されていて刺激的でした。その印象が強く、迷わず先生のゼミに入りました。田村 まさにコロナのような社会状況のときこそ、空間デザインの出番です。テクノロジーを駆使すれば、後ろ向きにならずにアップデートできることがあると、学生には気づいてほしいと思っていました。性を持つ人に向いていると思います。コロナ明けに合わせて 開始。慣れない新居や対面授業もあり、日々のリズム感をつかむのに苦労した。谷下田 入学してからの授業で印象が強いのは、空間デザインなどの専門演習です。グループワークでほかのたテーマでしたが、香りで問題解決することや空間デザインへの落とし込みには苦慮しました。そこで、まずは社会実装されている香りの工夫や、匂いに対する人の趣向、通勤通学時の「香害」の現実などを調べ、視野を広げてまとめ上げました。田村 環境や時間と結びつきながら、香りが人間の行動に変化を与えられれば面白いですね。谷下田さんには、私が担当するプロジェクションマッピングの仕事も手伝ってもらっていますが、難しい問題にも果敢に挑む、ガッツがある人だと感じています。卒業制作最終発表まであとわずかですが、ここからの追い込み次第で、社会とデザインの橋渡しをするような良いデザインになるのではと期待しています。地元銭湯で行うプロジェクションマッピングのプロジェクトに参加。先生の後押しもあり関連会社に内定。オンライン授業で新しい発見SNSを通じて団体に参加地域コンペにチャレンジ卒業研究と就活の毎日デッサンが新鮮!1人暮らしをスタート就活を意識し始める企業に提出するポート フォリオの見栄えを意識して、制作過程の写真を 撮って準備を進めた。プロジェクションマッピング街中に存在する悪臭デザイン学部4年(取材時)日本大学鶴ヶ丘高校出身(東京都)株式会社ジェ・シー・スパークデザイン学部4年(取材時)県立匝瑳高校出身(千葉県)株式会社プリズムゼロからデザインを学べる環境!概念から社会問題に迫ろう信頼されるデザイナーをめざしていきたい葛原 村上さんとは2年間くらいの付き合いですが、人として成長してきた部分を感じます。ただ単に表現した社会の匂い問題を解決する谷下田 卒業研究では、街の匂い問題を香りで解決する方法を思索しています。個人的には以前から温めてい先生とトークたいむ地域ブランディングが社会貢献にもつながる卒業制作村上 就職活動は長めだったと思います。すでに1社内定をいただいていたのですが、自分のデザインでもっ先生とトークたいむ空間デザインは「概念」の設計者谷下田 舞台や音楽ライブが好きなこともあり、物体よりは空間のデザインに携わりたいと思っていました。そゼミの仲間と一緒に学会で受賞都市に存在する悪臭についても調査した1234?1234村上 彩音葛原 俊秀 准教授谷下田 すみれ田村 吾郎 准教授年次年次視覚デザインとはグラフィックを用いて、思いを伝え、コミュニケーションを創造するデザインです。日々変化する多様な社会と人々を洞察し、あらゆるテーマに対して、ポスター、本、冊子、パッケージ、Webなどの視覚表現を用いたコミュニケーションの創造を探求します。年次年次年次年次年次空間デザインとは住空間や公共空間などを対象に、将来のシステムやサービスをイメージした空間の あり方をデザインします。プロジェクションマッピングなどの技術を活用した新たな 空間デザインを追究し、社会のあらゆる分野で活躍できる実践力を修得していきます。年次私私のの私私のの 成長成長のの歩歩みみ 成長成長のの歩歩みみTUDENTS’ VOICESTUDENTS’ VOICESSTUDENTS’ VOICES私私のの私私のの 成長成長のの歩歩みみ 成長成長のの歩歩みみ

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