東京工科大学 大学案内 2025
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駆使して0405学生時代に多くの技術コンテストに挑戦して結果を残したいと考えていましたが、その夢がまず「ロボット道場」で叶いました。この道場は、コンピュータサイエンス学部が設けた6つの専門分野別の道場のひとつ。その活動の一環として、2023年8月に米国で行われた小型人工衛星打ち上げ競技会「ARLISS※(アーリス)」に電通大と合同で参加しました。競技内容は、ロケットに積んだロボットを安全に着地させ、自律移動でゴールに到達させるというもの。私のチームは、着地後、3回の充電と周辺探索を行ったうえで寸分の狂いなくゴールする高度なミッションを達成。多くの有力大学が参加する中、総合優勝を勝ち取りました。海外での交流や共同作業を通じて多くの刺激を受け、視野と知識が大きく広がりました。※A Rocket Launch for International Student Satellites本学のロボット開発プロジェクトは、学生ロボコンの最高峰である「NHK学生ロボコン」で7大会連続本戦出場を果たし、近年は優勝候補の一角に名を連ねる強豪です。私は3年秋までチームを統括する中心メンバーの一人として活動し、ものづくりの楽しさや、チームで力を合わせて勝利する感動など、「ロボコンの醍醐味」を存分に味わってきました。このプロジェクトに参加することで多くの成長につながりましたが、中でも最大の収穫は、さまざまな個性や能力を持つメンバーの声を聞く力と、自分の考えや指示をわかりやすく的確に周囲に伝える力が養われたことです。プロジェクトの進展に伴い、メンバーから「杉本さんは人を動かすのがうまい」と言われるようになりましたが、この言葉に自身の成長を強く感じています。大学生による自作自動車の競技会「学生フォーミュラ」への出場をめざす工学部の「EVプロジェクト」にとって、2023年は飛躍の年になりました。電気システムと車体構造の設計を評価する2種類の書類審査に、本プロジェクトとして初めて合格したのです。入学直後からチームに参加している私は、プロジェクトの前進とともに自身も成長できていることを感じています。たとえば、協力企業との交渉などを通じて、社会人基礎力が少し身についたことがその一つです。また、自分たちの裁量で開発工程を決め、予算やスケジュールをうまく管理しながらプロジェクトを進行させる能力も鍛えられました。こうした力は、現在務めているプロジェクトリーダーの仕事に役立つのはもちろん、将来エンジニアとして仕事に取り組む際にも、必ず生きてくるはずです。テクノロジーを未来を実現していくコンピュータサイエンス学部2年(取材時)県立越谷総合技術高校出身(埼玉県)工学部 電気電子工学科2年(取材時)県立厚木王子高校出身(神奈川県)工学部 機械工学科3年(取材時)県立橋本高校出身(神奈川県)ピックアップ海外のロケットコンテストで優勝。カタチにできるスキルが身についた!個の力をチームに生かすロボット開発プロジェクトマネジメントのものづくりの楽しさと能力が身についた!チームで戦う醍醐味を体感!学外コンペで研鑽を積むロボット道場学生主導のものづくりEVプロジェクト徳原 利篤小林 翔杉本 勘大郎TUTCAMPUS11223377ワクワクする」を探そう探そう

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