東京工科大学 大学案内 2025
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実践4年次総合的にデザイン力を高める 自ら決めたテーマに沿った卒業研究に取り組みます。多彩な分野で活躍する教員が揃った環境の中で、多角的なアドバイスを受けながらリサーチや制作を重ねて、総合的なデザイン力を高めます。3年次実践的に学ぶことで、専門性を深める 各コースに特化した専門演習に取り組むことで専門的なデザインスキルも応用しながら、実社会に即した問題解決力を身につけていきます。後期には、卒業研究に向けた専門研究にも取り組みます。また、社会連携実習や学部における共創型デザインプロジェクトなど、社会と直接的につながり、社会適応能力を確実なものにします。3年次からコースをひとつに絞って学びます。4年間の学びの流れ2年次基本を身につけ、デザインの理解を深める 前期は、視覚・情報デザイン系と工業・空間デザイン系のそれぞれのデザイン演習を、後期は各デザイン領域の専門演習により、それぞれの分野に必要なデザインの基礎的な力をリサーチやディスカッション、プレゼンテーションなどを通して身につけます。さらにデジタルスキルの修得やデザインの理論、方法論を学修することで、幅広い視野と物事を掘り下げる思考力の修得をめざします。2年次後期にコースを選択します。1年次デザインを基礎から学ぶ デザインに必要な観察・表現・造形の基礎を、学部独自の「感性演習(描く・伝える)(つくる・関係づける)」と「デジタルスキル」という演習科目、それを補うデザインの知識や教養系の講義科目によって修得。デザインに展開する基盤をつくります。1年次後期には、自分が進む デザインの系統を選択します。視覚デザインコース情報デザインコース視覚・情報系工業・空間系工業デザイン空間デザインコースコース大学院進学/就職実学基礎科目◦芸術論◦フレッシャーズゼミ◦キャリアデザインⅠ(人文・社会・外国語・情報・数理・自然科学・ウェルビーング・社会人基礎・社会連携) ほか※ 代表的な科目のみ掲載。変更になる場合があります。72主な科目例◦感性演習Ⅰ・Ⅱ(描く・伝える)◦感性演習Ⅰ・Ⅱ(つくる・関係づける)◦デジタルスキルA・B◦デザイン概説Ⅰ・Ⅱ◦平面表現の基礎◦立体表現の基礎◦色彩概論◦視覚・情報デザイン演習◦視覚デザイン専門演習Ⅰ◦情報デザイン専門演習Ⅰ◦視覚デザイン論 ◦情報デザイン論◦スキル演習(撮影・画像加工)◦専門スキル演習(エディトリアルデザイン) ほか◦社会と美術 ◦デザイン史◦プレゼンテーションの基礎 ◦広告論◦映像論 ◦計画論 ◦社会連携実習Ⅰ◦専門スキル演習(デジタル映像表現・ユーザインタフェース) ほか◦工業・空間デザイン演習◦工業デザイン専門演習Ⅰ◦空間デザイン専門演習Ⅰ◦工業デザイン論 ◦空間デザイン論◦スキル演習(基礎製図)◦専門スキル演習(3Dモデリング) ほか◦視覚デザイン専門演習Ⅱ◦視覚デザイン専門研究◦情報デザイン専門演習Ⅱ◦情報デザイン専門研究◦専門スキル演習(エディトリアルデザイン、Webコンテンツデザイン、コンテンツデザイン、工業系CAD、空間系CAD、インフォメーションデザイン、サウンドデザイン)◦アニメーション論 ◦マーケティング論◦商品企画論 ◦社会連携実習Ⅱほか◦工業デザイン専門演習Ⅱ◦工業デザイン専門研究◦空間デザイン専門演習Ⅱ◦空間デザイン専門研究主な科目例◦デザイン卒業研究Ⅰ・Ⅱ73柔軟にアイデアをアウトプットするために観察や表現する力を養い、さまざまな分野に生かすことのできる平面表現力と、他者に伝えるための幅広い視野を身につけます。分野を問わず、現代における表現スキルとして不可欠なグラフィックソフトの基本的な操作から応用に至るまで、目的に応じて活用するための制作を行います。さまざまな素材による立体・空間表現の基礎について、手を動かしながら造形力を養い、ものと人などの関係性を理解し、多角的な視野に基づく思考やかたちにするためのアプローチを学びます。さまざまな演習での制作経験を補うために、造形理論や原理を学び、デザ インとしてかたちにするための素地をつくります。また、幅広いデザインの諸相を知り、自分のめざすデザインの方向性を探ります。観察することに主眼を置き、さまざまな画材や素材を用いて平面表現を行うと共に、物事を豊かに感じ取る感性を引き出して高度な表現力を養っていきます。現代のデザインに欠かせないコンピュータを用いた描画や画像加工の方法を学び、チラシ制作などを通して、修得したスキルの実践も行います。これらのスキルを修得するプロセスにおいて、論理的な思考力や問題解決力も培っていきます。路上のゴミや忘れ物など、人々に関心を向けられなくなってしまった「忘れられたもの」を対象に、これらをコレクションすることで、各々が見出した価値を伝える冊子をデザインします。「包む」とは何かということを考え、世の中にある包んでいるもの、包まれているもの、その関係性、包む仕組みなどを探究し、スケッチや言葉に起こします。「色彩概論」において、色彩の基本知識とさまざまなデザイン領域における応用例を学びます。演習形式も取り入れ、実践的に色彩の活用について学修します。「まとう」ことを個人の趣向や装飾ではなく、身体や身体を取り巻く環境に対するデザイン表現として捉え、「人・時・場」の関係性を考察した新しいデザインを追究します。「デザイン概説」は、教員や社会で活躍する外部講師がリレー形式で講義を行い、社会に貢献する発想を身につける実学としてのデザインや、社会とデザインの関わりなどについて学びます。社会学べる内容の 詳細はこちら発想力取材力ソリューション(解決)ニーズ(課題)その後の専門的な学修に取り組むうえで欠かせない基盤となるチーム力デザイン集中力実現力提案力カリキュラム感性演習(描く・伝える)デジタルスキル感性演習(つくる・関係づける)デザイン基礎理論描くつくる伝える関係づける複雑で多様な現代社会において、より良い社会を実現するためには、実学を通したデザインで求め られる6つの力が必要となります。段階的に専門性を深めていくカリキュラムを通して、年次ごとの 演習で確実にデザイン力を積み上げ、はぐくみます。東京工科大学のデザインの基礎とは?感性とスキルの融合でカタチにするデジタル技術が発達している今だからこそ、それぞれが持っている感性を大切にしています。 「描く・伝える」と「つくる・関係づける」それぞれの感性演習とデジタルスキルにより、デザインに共通した基礎力を身につけ、講義科目によるデザインの考え方の理解を通じて、 2年次以降のデザイン演習、専門演習につながる学修基盤をつくります。豊かな感性と確かなスキルでカタチにするデザイン学部 学びの構造デザイン学部 学びの構造演習を通して確実に積み上げる独自のカリキュラム

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