東京工科大学 大学案内 2025
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闕 宇テイ(ケツ ウテイ)4年間の学びの流れ4年次培った力を揺るぎないものにする 3年次までの学修の成果を生かして卒業課題に取り組むとともに、業界・企業研究、自己分析などを行い、就職活動や卒業後に備えます。電気関連の資格取得をサポートするため、電気法規関連の2つの科目を選択科目として用意しています。主な科目例◦電気法規と電気施設管理◦電波法規 ◦卒業課題Ⅰ・Ⅱ ほか3年次体系的に学ぶことで、理解を深める 前期は、学科の全員がコーオプ実習を経験。後期には、サステイナブル電気電子、グリーンエネルギー、送電システム、パワーエレクトロニクスなどの専門科目を履修するほか、創成課題で研究技術などを学び、4年次の卒業課題に備えます。主な科目例◦サステイナブル工学実習◦サステイナブル工学プロジェクト演習◦信頼性工学 ◦知的財産権◦プロセス工学 ◦グリーンエネルギー◦パワーエレクトロニクス ◦創成課題◦コーオプ実習 ◦社会連携演習Ⅱ・Ⅲ◦地域連携課題 ◦社会連携実習(海外)◦工学英語A・B ほか2年次基本を身につけ、就業経験を積む 2年次は、電気電子工学分野の基礎から応用への導入までを学べるようカリキュラムを構成。専門科目として、電気磁気学、電子デバイス、センサー工学、システム工学などを学び、サステイナブル工学を学ぶうえでの十分な基礎を固めます。主な科目例◦サステイナブル工学基礎◦フーリエ解析 ◦基礎力学◦プログラミング基礎◦プログラミング応用◦コーオプ実習◦社会連携演習Ⅱ・Ⅲ◦地域連携課題◦社会連携実習(海外) ほか1年次専門分野を基礎から学ぶ 線形代数や微分積分、プログラミングといった工学基礎科目と並行して、コーオプ教育の入門科目もスタート。電気回路Ⅰ、電子回路Ⅰ、電気数学の各必修科目を、演習科目と併せて学び、電気工学・電子工学の実践力を養っていきます。闕 夏に電気学会で発表を行ったことも貴重な経験になりました。直前まで良いデータが揃わず不安でしたが、 •電気主任技術者 •電気通信主任技術者 •電気工事士 •無線従事者•情報処理技術者試験 •危険物取扱者 ほか※それぞれの資格には、取得条件や種別などがあります。Features 電気・電子回路や電磁気学、プログラミングなどの学びを土台に、専門分野を相互に関連づけて学修 豊かな社会を創る「サステイナブル工学」の視点で、最先端技術を学ぶ 未来につながる、電気電子工学の新技術創出力を体験的に身につける卒業後を知りたい!関連する資格ピックアップ主な科目例◦微分積分Ⅰ・Ⅱ ◦線形代数◦電気数学 ◦電気数学演習◦工学基礎実験 ◦電気回路Ⅰ・Ⅱ◦電子回路Ⅰ◦電気回路演習Ⅰ・Ⅱ◦電子回路演習Ⅰ◦社会連携概論◦社会連携演習Ⅰ ほか研究室配属5253で機械を学んだ後、トップレベルの自動車産業を有する日本で研究をしたいと思い、電気自動車関連の先進的な研究を行っている髙木先生のエネルギー応用研究室に入りました。髙木 電気自動車へのシフトは世界的な潮流ですから、この研究室に対する海外の学生の関心は高く、数名の外国人留学生が在籍しています。皆さん真面目で頼もしいですね。闕 ありがとうございます。現在、私が力を入れているのは、トルク関数を用いた電気自動車の安全制御の研究です。研究員として 活動スタート最初は研究員としてエネルギー応用研究室へ。周囲の日本語の会話についていくのに苦労しました!来日3か月で 大学院を受験大学院で何を研究テーマにするか、悩んだ末に「電気自動車の安全制御」に決めて受験し、無事合格!が所有するEVカートをキャンパス内で走らせて実験しています。何度も走行を重ねて良いデータが得られたときは嬉しいですね。髙木 研究室のすぐ外にカートを走らせるのに最適な場所があって、そこに水を撒いて滑りやすくして実験を繰り返しました。この恵まれた環境は、研究室の強みと言えるでしょう。それから本学の戦略的教育プログラムのひとつで、学生の手でフォーミュラカーを製作する「EVプロジェクト」も、この研究室が活動拠点になっています。闕さんが取り組む安全制御技術も、フォーミュラの運動性能を高める技術も、根幹は一緒ですから相互に高め合えるはずです。急加速や急減速時に、車体の挙動をうまく制御することを課題として、研究室内容ぎっしりの大学院の授業4月からの大学院の授業は、学ぶ量も質もハイレベル。研究室の仲間が学修の支えに。今は研究室での中間発表に向けて奮闘中。夏に学会発表を経験したので自信を持って臨めそう。最終的に満足のいく発表ができました。髙木 大学院に入って半年ですからハードルは高くなりますが、思い切って挑戦するように勧めました。15分間の口頭発表と質疑応答までこなしたのですから、自信を持って良いと思います。プレゼン資料も良くできていて、修士2年の発表に匹敵するくらいの内容でしたよ。闕 それは、先生の指導がわかりやすく、大きな支えになったからです。大学院修了後は日系の自動車メーカーに入り、革新的な電気自動車づくりを行うことが目標です。髙木 自動車産業が活性化すれば産業界全体の発展につながりますし、特に電気自動車に関わるということは、それだけで環境負荷の低減に貢献できます。このやりがいある分野でエンジニアとして活躍したいと考える若い人が、もっともっと増えてほしいですね。発表に向けて 研究に注力※ 代表的な科目のみ掲載。変更になる場合があります。実践工学プロジェクト演習 Ⅰ〜Ⅷ工学に関する各種のプロジェクトに挑戦し、学科、学年を越えた メンバーと協働で課題解決に取り組みます。パワーエレクトロ二クス電圧・電流・周波数の面で適切な電力変換を行うことにより、電力の利用効率を高めるパワーエレクトロニクスについて、基本的な 仕組みなどを学びます。実践工学プロジェクト演習 Ⅰ〜Ⅷ大学院 工学研究科サステイナブル工学専攻修士課程1年(取材時)浙江農林大学出身(中国)未来の モビリティに 貢献しよう!先生とトークたいむ研究室前でカートを走らせ実験データを取得闕 父が自動車に関わる仕事をしていたので、子どもの頃から自動車に強い興味を持っていました。中国の大学学会での発表は満足のいく結果に!大学院進学/電子部品・電子電気機器・医療機器・自動車・航空宇宙関連 などの製造業、電力・エネルギー、建設・プラント、運輸、通信・ネットワーク分野の研究開発において、サステイナブル工学を応用して活躍できる技術者・ 研究者 ほか※就職実績はP.116をご覧ください。学べる内容の詳細はこちら実験に使用しているEVカート研究室の詳細はこちら1234カリキュラム髙木 茂行 教授エネルギー応用研究室とは電気エネルギーを有効活用することでサステナイブル社会に貢献することをめざす研究室。電気自動車の電力回生の研究や、電力利用効率に優れたモータ制御の研究など、電気エネルギー応用に関わる幅広いテーマで研究が進行中です。電気電子工学科電気電子工学科社会を支える電気・電子のテクノロジーを学ぶSTUDENTS’ VOICESSTUDENTS’ VOICESSTUDENTS’ VOICES私私のの私私のの 成長成長のの歩歩みみ 成長成長のの歩歩みみ

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