東京工科大学 大学案内 2025
19/64

スマホ1万台をつないで、大規模計算を行うAIをはじめとするITの専門知識とスキルに磨きをかけて、世の中の不便や非効率をなくしていきたい。 人間情報コース人工知能コース◦人間の問題解決方法の研究と実装 ◦人間らしいゲームAIの研究と実装生野 壮一郎 教授串田 高幸 教授(出身企業:日本アイ・ビー・エム)大野 澄雄 教授/学部長グリムベルゲン ライエル 教授細野 繁 教授(出身企業:日本電気)山口 淳 准教授(出身企業:東京ガス)福西 広晃 講師(出身企業:日本電気)山元 進 准教授佐々木 亮平 講師千葉 康生 講師佐藤 公則 教授松下 宗一郎 教授武 博 講師塩野 康徳 講師菊池 眞之 准教授伏見 卓恭 講師松岡 丈平 講師3435工知能モデルを使って、[目の錯覚を起こす脳の仕組み→脳が物の動きを予測する仕組み]が人工知能にも現れるかを調べたり、[自閉症→統合失調症]など精神疾患の理解に人工知能を生かすための研究を行っています。また、3年の夏から、伊藤忠テクノソリューションズとの産学共同で、「スマートフォンを利用した分散処理」の開発にも取り組んでいます。これは夜間や休日に利用されない企業保有の膨大な数のスマートフォンを連携させ、グリッドコンピューティングという分散処理技術を用いることにより、シミュレーションやAIなどの大規模演算処理をめざすものです。本学の学生3名と企業間で密に連携を取りながら研究を進めた結果、スマートフォン1万台相当の負荷に耐え、高効率な大規模演算を行うことに成功。この成果を情報処理学会で発表し、学生奨励賞を受賞しました。プロジェクトに関わる人数も研究のプラットフォームも、大学のレベルを大きく超える研究に携われたことは、自分にとって何物にも代え難い財産になりました。在学中に授業の枠を越えた企業との共同研究に参加し、人間的にも大きく成長できました。今後の目標は?シミュレーション科学研究室 ◦GPUを用いた物理現象のリアルタイムシミュレーション◦スーパーコンピュータを使った高速シミュレーション技術の開発◦モーションセンサーを用いたバイオメカニクスに関する研究クラウド・分散システム研究室 ◦クラウドとIoTの統合システム管理技術◦クラウドのシステム管理の効率化と自動化技術◦広域分散システムと分散処理技術情報セキュリティと暗号システム研究室 布田 裕一 教授(出身企業:パナソニック)◦ブロックチェーンを用いたネットワークの攻撃検知技術◦ブラウザフィンガープリントを用いたリスクベース認証技術◦暗号方式/アルゴリズムの設計及び安全性評価情報セキュリティ研究室 ◦人間が読めないナンバープレートを人工知能を使って読み取る技術◦着用すると人工知能から人間として認識されなくなる衣類の開発◦機械学習によるマルウェアやXSS攻撃の検出ヒューマンインタフェース研究室 ◦デジタルコンテンツの作成・編集技術◦仮想現実感◦遠隔コミュニケーションシステム感性・言語コンピューティング研究室 ◦円滑なコミュニケーションが可能な対話システムの開発◦心理教育・心理検査のためのシステム開発◦人間の感性や個性を考慮したUIに関する研究音声・信号処理研究室 ◦超音波モータ駆動スピーカの作成と特性測定◦ブラインド音源分離の研究◦音源の到来方向推定の研究音声コミュニケーション研究室 ◦表現の強度を任意に指定できる感情音声合成手法の開発◦種々のニュアンスを理解する音声認識手法の開発◦新しいAI技術を利用した自動学習による表現豊かな音声合成コンピュータビジョン研究室 ◦画像理解◦画像処理◦コンピュータグラフィックス知的処理ゲームと認知科学研究室 知能情報処理研究室 ◦類似画像検索(類似した写真やタッチの似たイラストを探すなど)◦遺伝的アルゴリズムを用いた創作支援システムの開発◦機械学習(強化学習など)の開発大野 由美子 助教専門分野:離散数学、組合せ論、グラフ理論欅 リベカ 助教専門分野:数理言語学、計算言語学、自然言語処理シミュレーション技術・数値計算手法研究室 ◦強結合近似分子動力学 ◦数値計算(線形問題、数値積分など)◦データ可視化マルチメディアデータモデリング研究室 ◦多様体上の高次元データモデリングと音声/画像修復応用◦古典的データモデリング手法と機械学習の融合◦ニューラルネットワークを用いた反復型数理最適化アルゴリズムの高速化微分方程式研究室 ◦境界値問題における超局所解析の構成◦超局所作用素に関する研究◦コンピュータを利用した微分方程式の解の構成宇田 隆哉 准教授井上 亮文 教授バイオメトリクス研究室 ◦次世代の入退室管理に必要な個人識別技術の開発◦生体認証技術(バイオメトリクス認証)の研究 ◦画像認識と画像計測CSエンターテイメント研究室 ◦コンピュータインタラクションシステム◦モーションセンサーを用いたウェアラブルコンピュータ◦運動技巧習得支援システムヒューマンセンシング研究室 ◦モーションキャプチャー・アイトラッカーにおける人間行動分析◦スマートデバイスにおける次世代人間支援システム・技術の開発◦仮想と現実の融合技術に基づく人間行動認識と分析知能数理情報工学研究室 ◦ファジィグラフとAIによる分析(マネジメントシステム運用分析など)◦データマイニング技術を取り入れたモデリングによる可視化や情報抽出◦グラフ理論やファジィ理論をベースとした応用システム岩下 志乃 教授大石 邦夫 教授青木 輝勝 教授ブレインコンピューティング研究室 ◦深層学習・脳活動計測・心理物理実験による脳内認知プロセスの解明◦脳情報処理の知見を採り入れた機械学習手法の提案◦脳活動・視線情報に基づくヒトの主観状態の推定データ工学研究室 ◦対照学習に基づくグラフにおけるノード列の表現学習◦強化学習に基づく大規模言語モデルのファインチューニング◦アニメ画像に対するジオローカライゼーションに基づく聖地の特定ロボットビジョン・Spatial AI研究室 ◦自律移動ロボット用のSemanticMapLibraryの開発◦3次元物体認識のための段階的抽象化の研究◦列検知によるサービス利用者の自動計測システムの開発長名 優子 准教授Well-beingデザイン研究室 渡辺 昌洋 教授(出身企業:日本電信電話(NTT))◦Well-beingな社会を実現するデザインの研究◦リビングラボを推進するコミュニケーションデザインの研究◦共生社会を支えるユニバーサルデザインの研究オペレーションマネジメント研究室 ◦改善活動のマネジメントとダイナミックケイパビリティ(企業の自己変革能力)◦企業の競争優位とオペレーションの柔軟性を確保するDXの要件◦組織ルーティンの視点から捉えた自動化設備のあり方の研究データアナリティクス研究室 ◦統計解析による要因分析◦機械学習による将来予測◦ビッグデータ分析基盤の構築榎内 美穂 就職担当特任講師専門分野:キャリア教育、キャリアデザイン学、キャリアコンサルティング研究室一覧の詳細はこちら※2024年4月の教員情報です人間の脳における情報処理の仕組みについて、視覚認知を中心と するさまざまな実験で明らかにし、柔軟で高効率な処理を行える コンピュータの開発やAIへの応用につなげていきます。コンピュータサイエンス学部4年(取材時)愛知工業大学名電高校出身(愛知県)就職先研究室/テーマ/教員一覧 先進情報専攻情報基盤コース 社会情報専攻複雑系データサイエンス研究室 瀬之口 潤輔 教授 (出身企業:ゴールドマン・サックス証券)◦AIを用いた株価予想 ◦複雑系モデルの汎用性評価◦評価関数の単峰性検定ビジネスシステム研究室 竹田 昌弘 教授(出身企業:日本ディジタルイクイップメント)◦地域社会課題を解決するためのICT活用◦組織活動を活性化するICTの活用◦企業情報システムと企業行動についてサービスシステムデザイン研究室 ◦デザイン思考・システム思考に基づくサービス企画支援とAIワークショップシステム◦AI・IoT・オープンデータなどに対応したサービスシステム開発方法論・ツール◦Web3サービスの創出に向けたデジタルトラスト構築とブロックチェーンの応用石川 ナディームラクスル株式会社研究が楽しい人人LAABブレインコンピューティング研究室

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る