東京工科大学 大学案内|Guide 2024
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「Vocagraphy!(ボキャグラフィー)」は、 科学技術振興機構「STI for SDGsアワード」にて、優秀賞を受賞した他、各種メディアでも取り上げられている可視化して見つける!みんなにやさしい社会をつくる!ボードゲームなどのアナログな遊びでゲームの本質を体験後、全員がゲームプログラミングを学びます。その後、各自が専門別のコースで個々の能力を高めた後、チームを組んで本格的なゲームを制作し、3年次の秋に「東京ゲームショウ」に出展します。こうした実践的な挑戦を繰り返すことで、ゲーム開発に必要な力を養っていきます。開講テーマ[ 2023年度 ]和声/ソルフェージュ/先端音響創造/先端ミュージッククリエイション/Audio Engineering/コンテンツデータアナリシス/サウンドデザイン/VRコンテンツデザイン/英語によるワークショップ/Procedural Animation Basic/Procedural Animation Advance/Procedural Animation Slim & VFX/クリエイティブ・アプリケーション/デジタルキャラクターメイキング/キッズアニメーションディベロップメント/キッズアニメーションCG制作/アドバンストCGアニメーション制作/オリジナルCGアニメーション制作/インテブロ/地方創生におけるSDGsアイデアソン/健康メディアデザイン/ 健康メディアデザインによる新ダイエット法/地方創生アプリデザイン/地域創生SDGsカードゲーム企画運営を通じたファシリテーション技法/企業・団体のプロモーション技法/実践的プログラミング基礎/実践的AR基礎/サーバー構築・管理/IoTプロトタイピング演習/メディアパフォーマンス/人工知能実験室/eBookデザイン/インタラクティブ・ゲーム制作(イントロダクションⅠ・イントロダクションⅡ・プロデューシング・Unity・グラフィックス・サウンド・GGJ・ゲームデザイン)/プロフェッショナル背景CG/シナリオアナリシス/相互行為分析入門/音楽プロデュース技法/サウンドクリエイター入門/SDGs佐渡/Webサイト開発と運用の実践/デジタルコンテンツ表現(インスタレーション)/TikTok動画制作による地域メディアデザイン/映画配給・宣伝プロデュース/就活に活かす自分史とESの書き方果敢に挑戦できること。それがプロジェクト演習の最大の魅力です。私のチームは東京ゲームショウに、キャラクターの材質が3つに変化する斬新なゲームを出展したのですが、企画の段階では制作の難易度が高過ぎるという指摘もありました。それでも、挑戦を後押しする大学の風土や先生の指導に支えられ、多くの人が楽しめる作品ができました。ゲームショウで業界の方たちから好意的な感想やアドバイスをいただけたことは、大きな自信になっています。東京ゲームショウ2022出展作品コンピュータビジュアリゼーションメディアエルゴノミクス聴覚障害支援メディアメディア学部3年(取材時)日本大学山形高校出身(山形県)2025年度から、プロジェクト演習をさらに発展させ、社会とのつながりの中でさまざまなテーマに取り組むメディア学部の独自科目「社会連携プロジェクト」がスタート! 外部企業(ゲーム系、映像系、音楽系など)の協力のもと、短期間で集中的に実社会の課題にチャレンジします。メディア学部3年(取材時)東京農業大学第一高校出身(東京都)他大学に先駆けてゲーム制作の総合的な教育に取り組んでいるメディア学部では、学生作品&研究デモの成果発表の場として、毎年東京ゲームショウへ出展しています。自らが制作したゲーム作品を広く一般に公開し、直接フィードバックが得られる貴重な機会となっています。5455ゲームが与える心理的影響分析のためのツイート可視化ゲーム名のハッシュタグがついたツイート1年分の感情値変化を分析するために、 独自の可視化手法を開発研究室の詳細はこちらクロスモーダルUI(右上)視覚、聴覚、触覚といった感覚の相互作用を利用した感覚呈示手法の検討や開発を通し、新たなユーザインタフェース(UI)への応用を試みる生体への影響の評価(左上)VRやAR、4K/8K映像といった先端的なメディアを視聴した際の、人に与える影響について、生理・心理的反応から評価を行う映像メディア作成手法(左下)立体映像や360度映像の撮影、呈示システムについて、人間の特性を利用したコンテンツ制作手法、呈示手法の提案を行う仮想空間と現実空間の相互作用(右下)仮想空間での活動における認知活動に対して、現実空間でのヒトの状態がどのように影響するかについて検討を行う研究室の詳細はこちら独自に開発した聴覚障害児向け療育アプリ「Vocagraphy!(ボキャグラフィー)」。無料でダウンロードし、利用することができる http://www.blw.jp研究室の詳細はこちら広告コンテンツの配置による視線移動の可視化コンテンツの配置によって、ユーザーの視線がどのように移動するのかを可視化実践と挑戦を体感する科目Students’ Voices出展作品「マテルのヘンゲ」注目の新規科目人工知能によって何がどこまでできるのか、その可能性を探ることを目的とするプロジェクト演習です。実際に人工知能を利用するための環境を構築し、そのうえで人工知能アプリケーションを稼働させ、能力や特徴などを確認。人工知能の仕組みについて理解を深めるとともに、その活用について検討することで論理的な思考力を高めます。ゲーム制作は楽しい活動ですが、一方で大変なのは、オープンキャンパスや東京ゲームショウまでに実際に遊べる完成度に仕上げること。特に私のチームは詰め込んだアイデアの整理に大いに悩みました。それだけに、オープンキャンパスで、来場者が自分たちのゲームを夢中で遊んでいる姿を見たときは感激しました。私は大学院に進みVR関連の研究を行う予定です。 プロジェクト演習の経験も生かしつつ、ゲームの可能性を追究していきたいと考えています。人間工学を生かす!大規模かつ複雑なデータを、コンピュータグラフィックスの技術を用いて視覚的に解析できるようにする「可視化」について研究しています。可視化が対象とするデータは、理学、工学、医学、さらには社会現象やマーケティングといった物理現象として 観測できないデータまでさまざまです。これらを「見える」ようにすることで、新たな現象に気づいたり、因果関係を解明したりするなど、何らかの発見につなげていくことをめざします。これまでの学生の研究実績も、例えばSNSにおける投稿の可視化、音楽の可視化など、幅広い分野に及んでいます。人の身体的、心理的な特性を理解したうえで、人にとって 使いやすく、安全で快適なモノやシステムを考え、デザインする 学問のことを「人間工学」と言います。このプロジェクトでは、VRやAR、4K/8K映像といった先端的なメディアを対象に、 人間工学的な観点から評価、開発を行っていきます。近年、 普及が進む新しいメディアが人にどのような影響を与えるのか、そしてメディアの特性を生かしたコンテンツをどのようにつくっていけば良いのかといった課題に取り組み、次世代のメディアの発展に寄与する知見を得ることを目標としています。新生児の約1,000人に1人から2人が聴覚障害を持って生まれてきますが、早期に発見して適切な支援を行うことで、 コミュニケーションの形成や言語発達の面で大きな効果があります。このプロジェクトでは、聴覚障害児が苦手としている分野の、言語教育などに活用できるデジタル教材の研究開発をテーマとしてさまざまな活動を展開。新しいメディアテクノロジーを 活用したり、コンテンツの表現に工夫を凝らしたりしたソリューション を実現・提供していくことにより、聴覚障害者の方々が少しでも暮らしやすい環境づくりに貢献していくことをめざします。実制作と課題発見を重ねて実力を養成インタラクティブ・ゲーム制作めざす分野で必要となる能力の早期修得人工知能を理解し、その可能性を追究人工知能実験室出展作品「HUGE HAND HERO」知識・技術の理解高度で一貫性ある卒業研究への準備修得すべき基礎的なコミュニケーション能力の養成進路の判断に役立つ経験の蓄積協調性や竹島 由里子 教授盛川 浩志 講師吉岡 英樹 講師釣部 彩花高難度の挑戦がゲームショウで実を結んだゲーム制作の経験を大学院の研究につなげたい「社会連携プロジェクト」1~3年次の学生が、学年の枠を越えて学ぶメディアに関わる専門性の高いプロジェクトに挑戦するメディア学部ならではの特徴的な演習科目です。現在、40種類以上の多彩な専門的テーマで開講されています。メディア技術で「聞こえのバリアフリー」に貢献していく!あらゆるデータをCG技術で可視化して驚くような発見を!人とメディアを理解して、次代のモノやコンテンツをカタチにしよう!東京ゲームショウ出展!成果発表の場です國井 一志演習の目的東京ゲームショウ[ プロジェクト演習 ]プロジェクト演習の例将来につながる貴重な実践経験を積む

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