ユーザーが主権を持つWeb環境をつくる 研究が近 社会情報専攻研究成果が認められ「一般社団法人経営情報学会2022年 全国研究発表大会」で学生優秀発表賞を受賞研究室一覧の詳細はこちら関連する目標大学院 バイオ・情報メディア研究科 コンピュータサイエンス専攻 修士課程2年(取材時)県立唐津商業高校出身(佐賀県)サービスシステムデザイン研究室顧客の価値をサービスシステムとして具体化し、実装しやすくするための設計方法論、ツールおよび実践プロセスについて、プロジェクトベースの研究開発を進めています。生野壮一郎教授串田高幸教授(出身企業:日本アイ・ビー・エム)大野澄雄教授/学部長グリムベルゲンライエル教授細野 繁教授(出身企業:日本電気)佐々木亮平助教専門分野:デジタル信号処理榎内美穂就職担当特任講師専門分野: キャリア教育、キャリアデザイン学、キャリアコンサルティング福西広晃講師(出身企業:日本電気)山口 淳講師(出身企業:東京ガス)欅 リベカ助教専門分野:数理言語学、計算言語学、自然言語処理山元 進准教授千葉康生講師松下宗一郎教授井上亮文准教授岩下志乃准教授塩野康徳講師菊池眞之講師伏見卓恭講師松岡丈平講師複雑系データサイエンス研究室瀬之口潤輔教授(出身企業:ゴールドマン・サックス証券)◦AIを用いた株価予想 ◦複雑系モデルの汎用性評価◦評価関数の単峰性検定ビジネスシステム研究室竹田昌弘教授(出身企業:日本ディジタルイクイップメント)◦地域社会課題を解決するためのICT活用◦組織活動を活性化するICTの活用◦企業情報システムと企業行動についてサービスシステムデザイン研究室◦デザイン思考・システム思考に基づくサービス企画支援とAIワークショップシステム◦AI・IoT・オープンデータなどに対応したサービスシステム開発方法論・ツール◦ブロックチェーンを応用した信頼構築とマイクロサービス連携アーキテクチャ武 博助教専門分野:人間行動分析、データサイエンス梅川通久教授/IRセンター長専門分野: 人材政策、人文社会情報学、学術データベース人間情報コース音声・信号処理研究室◦超音波モータ駆動スピーカの作成と特性測定 ◦ブラインド音源分離の研究◦音源の到来方向推定の研究音声コミュニケーション研究室◦表現の強度を任意に指定できる感情音声合成手法の開発◦種々のニュアンスを理解する音声認識手法の開発◦新しいAI技術を利用した自動学習による表現豊かな音声合成思考と言語研究室◦高次脳機能の情報学的解明と認知リハビリテーションゲーム開発への応用 ◦自己成長型自然言語能力獲得システムの研究(未知語獲得・心のモデルなど) ◦医療・福祉のためのAI・IoTシステムの研究(医療画像診断・障害者就学支援など)バイオメトリクス研究室◦次世代の入退室管理に必要な個人識別技術の開発◦生体認証技術(バイオメトリクス認証)の研究 ◦画像認識と画像計測人工知能コースコンピュータビジョン研究室◦画像理解 ◦画像処理◦コンピュータグラフィックス知的処理ゲームと認知科学研究室◦人間の問題解決方法の研究と実装 ◦人間らしいゲームAIの研究と実装群知能・自律分散システム研究室◦群知能ロボットを用いた協調タスクの研究◦スマートフォン間の協調による省電力通信システムの研究◦無線給電を用いたバッテリーレスUIの研究知能情報処理研究室◦類似画像検索(類似した写真やタッチの似たイラストを探すなど)◦遺伝的アルゴリズムを用いた創作支援システムの開発◦機械学習(強化学習など)の開発シミュレーション技術・数値計算手法研究室◦強結合近似分子動力学 ◦数値計算(線形問題、数値積分など) ◦データ可視化ネットワークコンピューティング研究室金光永煥講師(出身企業:アルファシステムズ)◦並列分散処理のタスクスケジューリング◦ICNによるネットワーク内処理◦オーバーレイネットワーク上のコンテンツ検索微分方程式研究室◦境界値問題における超局所解析の構成◦超局所作用素に関する研究◦コンピュータを利用した微分方程式の解の構成宇田隆哉准教授大石邦夫教授CSエンターテイメント研究室◦コンピュータインタラクションシステム◦モーションセンサーを用いたウェアラブルコンピュータ◦運動技巧習得支援システムヒューマンインタフェース研究室◦デジタルコンテンツの作成・編集技術◦仮想現実感 ◦遠隔コミュニケーションシステム感性・言語コンピューティング研究室◦円滑なコミュニケーションが可能な対話システムの開発◦心理教育・心理検査のためのシステム開発◦人間の感性や個性を考慮したUIに関する研究知能数理情報工学研究室◦ファジィグラフとAIによる分析(マネジメントシステム運用分析など)◦データマイニング技術を取り入れたモデリングによる可視化や情報抽出◦グラフ理論やファジィ理論をベースとした応用システム亀田弘之教授佐藤公則教授青木輝勝教授ブレインコンピューティング研究室◦深層学習・脳活動計測・心理物理実験による脳内認知プロセスの解明◦脳情報処理の知見を採り入れた機械学習手法の提案 ◦脳活動・視線情報に基づくヒトの主観状態の推定データ工学研究室◦Webマーケティングのためのソーシャルデータ解析技術の確立◦観光、防災、経済地理学のための地理空間データ解析技術の確立 ◦ビッググラフデータ解析のための高速アルゴリズムの確立ロボットビジョン・SpatialAI研究室◦自律移動ロボット用のSemantic Map Libraryの開発◦3次元物体認識のための段階的抽象化の研究 ◦列検知によるサービス利用者の自動計測システムの開発服部聖彦教授長名優子准教授データアナリティクス研究室◦統計解析による要因分析◦機械学習による将来予測◦ビッグデータ分析基盤の構築オペレーションマネジメント研究室◦改善活動のマネジメントとダイナミックケイパビリティ(企業の自己変革能力)◦企業の競争優位とオペレーションの柔軟性を確保するDXの要件◦組織ルーティンの視点から捉えた自動化設備のあり方の研究4647就職先ヤマト運輸株式会社企業による情報の集約が進んでいます。これにより、 企業による個人情報の漏洩やプライバシーの侵害、企業を狙った悪意ある攻撃者によるデータ改ざんなどの懸念が高まっています。こうした背景のもと、私は一人ひとりのユーザーが主権を持つ新しいネットワーク環境の構築をテーマに研究を進めています。Webの概念は、ホームページで提供される情報の読み取り専用のWeb1から、SNSなどでユーザー同士が情報をやりとりできる現在のWeb2に進化してきました。このWeb2では、個人のIDやデータ、情報資産(リソース)は、企業など第三者の管理下にあり、それらの保護・保全も企業にゆだねられていることが問題視されています。そこで私はユーザー自身が「分散型ID」を管理するWeb3という概念に着目。ブロックチェーン技術を活用して民主的なネットワーク環境を実現す年、インターネットの世界では、デジタルプラットフォーマーと呼ばれる一部の大手る仕組みや技術の開発に取り組んでいます。ブロックチェーンは、ビットコインなどの暗号資産技術の基盤として、2017年後半から一躍注目を集めた技術で、当時、大学1年生だった私もすぐに興味を持ちました。ネット上の取引データを改ざんの心配なく管理できるブロックチェーンには、次代の社会基盤となりうる可能性があると思ったのです。現在、進行中の研究には学部生数名も参加しており、メンバー同士の徹底した議論を活動の重要な柱にしています。また、最先端の技術を扱うため、リサーチは非常に重要で、英語の記事や論文を読み込むほか、学会などを通じて専門家の意見を聞くなど、常に新しい情報をキャッチアップするよう努めています。学外での発表にも力を入れており、「経営情報学会」では学生優秀発表賞を受賞しました。私が実現したいのは、自分のアイデアで世の中のためになるものを創造すること。より楽しく便利な「未来図を描く」面白さこそ、研究の醍醐味です。しい立石 凌研究室/テーマ/教員一覧 (2023年4月現在) 先進情報専攻情報基盤コースシミュレーション科学研究室◦GPUを用いた物理現象のリアルタイムシミュレーション◦スーパーコンピュータを使った高速シミュレーション技術の開発◦モーションセンサーを用いたバイオメカニクスに関する研究クラウド・分散システム研究室◦クラウドとIoTの統合システム管理技術◦クラウドのシステム管理の効率化と自動化技術◦広域分散システムと分散処理技術情報セキュリティと暗号システム研究室布田裕一教授(出身企業:パナソニック)◦ブロックチェーンを用いたネットワークの攻撃検知技術◦ブラウザフィンガープリントを用いたリスクベース認証技術◦暗号方式/アルゴリズムの設計及び安全評価情報セキュリティ研究室◦人間が読めないナンバープレートを人工知能を使って読み取る技術 ◦着用すると人工知能から人間として認識されなくなる衣類の開発 ◦機械学習によるマルウェアやXSS攻撃の検出
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