東京工科大学 大学案内|Guide 2024
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光の力を、材料開発に生かす 研究がさ佘 錦華 教授 機械工学科先進メカトロニクス研究室 ◦等価入力外乱手法の理論構築と制御工学応用◦2次元繰返し制御手法によるメカトロニクスシステムの高精度運動制御◦左右独立の下肢リハビリ機器の開発感性応用開発研究室 ◦視聴覚刺激/振動の合成による触覚提示に関する研究◦拡張現実を用いた技能習得システムの研究◦ペンタブレットにおける筆記用具の書き心地の実現に関する研究陸海空移動ロボティクス研究室 ◦ロボットシステムによる地雷探知及び地雷・金属片判別技術の研究開発◦複合センサを搭載した推進・自走可能なワーム型多関節ロボットの研究開発◦二重反転プロペラ推進省自由度水中ロボットの研究開発材料グリーンプロセス研究室 ◦金属・合金の加工熱処理によるミクロ組織制御◦結晶粒微細化に伴う金属・合金の機械的性質の改善◦ねじり変形を応用した強ひずみ加工法の開発光・エネルギー研究室 ◦太陽光をレーザーへと変換する太陽光励起レーザーの開発◦レーザーをものづくりに活用するレーザー加工やレーザー加熱の研究◦レーザーで物体を動かすレーザー推進の研究片柳研究所のバイオナノテクセンターにはたくさんの機材が 揃っており、さまざまな実験を行うことができる。研究室一覧の詳細はこちら関連する目標大学院 工学研究科 サステイナブル工学専攻 修士課程1年(取材時)横浜富士見丘学園中等教育学校出身(神奈川県)高分子・光機能材料学研究室光と高分子の不思議な相互作用を活用して、さまざまな機能が発現する新しい樹脂やエレクトロニクス材料の開発と、その 機能発現に至る基礎的科学の解明を行っています。髙橋 秀智 教授/学科長福島 E. 文彦 教授大久保 友雅 准教授新海 健 教授/学科長(出身企業:東芝)髙木 茂行 教授(出身企業:東芝)江頭 靖幸 教授/学部長西尾 和之 教授/学科長(出身企業:コニカ)知性材料工学研究室 ◦TiNi形状記憶合金の材料特性に関する数値解析◦形状記憶合金アクチュエータに関する研究◦金属材料の切削加工に関する研究ヒューマンセントリックモビリティ研究室 ◦モビリティに関する研究開発◦人間中心システムの研究開発◦ヒューマンシステムインタラクションに関する研究開発ヒューマンメカトロニクス研究室 ◦生活/作業支援メカトロニクス◦移動/搬送支援ロボットの機構と制御◦生体信号計測・感覚運動計測による人の特性の解析とメカトロニクスへの応用ロボットモーション研究室 ◦人の運動の計測と解析に関する研究◦ヒューマノイドロボットの動作生成に関する研究◦人の生活を支援するメカトロニクスシステムに関する研究生物流体研究室 ◦生物羽ばたき飛翔の数値流体解析◦生物規範設計に基づく流体機械の高性能化◦ドローン用プロペラの低騒音化コーオプセンター 古井 光明 教授加藤 太朗 助教専門分野:音響学、メカトロニクス、電磁気工学天野 直紀 教授磁気・DNAセンサー材料研究室 ◦高感度・積層磁性薄膜の作製と磁気特性の評価研究◦いつでもどこでもDNA情報の計測を可能にするシステムの研究◦ナノ磁性薄膜を用いる生体磁気センサーの基礎研究先端電子デバイス研究室 ◦次世代トランジスタの要素技術開発◦二次元層状物質を用いた先端電子デバイスの開発◦二次元電子系の電子物性の解明グリーンデバイス研究室 前田 就彦 教授(出身企業:日本電信電話(NTT))◦ワイドギャップ半導体を用いた省電力パワーデバイスの研究◦高温や宇宙環境など過酷な環境で使用可能な耐環境デバイスの研究◦新規な電子材料の開発と新規デバイスへの応用の研究バイオ計測工学研究室 ◦非侵襲(ヒトにやさしい)生体計測技術の開発◦ヘルスケアIoTを指向したセンシングデバイス技術の開発◦マイクロ流体デバイスとモバイル計測システムの研究ネットワークコラボレーション研究室 ◦スマートフォンを利用した災害時情報共有システム◦仮想現実を用いたナビゲーション・案内システム◦ユーザの履歴・感性を考慮したWeb検索・推薦システム木村 康男 教授黒川 弘章 教授小原 翔馬 助教専門分野:非線形ダイナミクス、同期現象、カオス触媒化学研究室 ◦天然の酵素の構造と機能を模倣した触媒の開発◦石油資源に依存しない化成品合成・エネルギー変換◦ナノスケールの化学構造を活用した医療・健康への貢献高分子・光機能材料学研究室 ◦樹木と粘土からスマホやコンピュータなどを作る技術を開発◦光エネルギーで考えたり動いたりする人工生命分子を開発◦水素社会を実現するための超高耐熱機能材料を開発有機合成化学研究室 ◦複雑な有機化合物のワンポット合成法の開発◦有機化合物の効率的な酸化反応の開発◦炭素-水素結合の触媒的変換反応の開発光機能性錯体化学研究室 ◦二酸化炭素還元光触媒の開発◦強発光性金属錯体の創製◦特定の分子・イオンを捕捉するレセプター分子の合成片桐 利真 教授須磨岡 淳 教授髙橋 昌男 教授入谷 康平 助教専門分野:有機化学、超分子化学、表面化学藤田 隆史 助教専門分野:ナノ化学、界面化学、分析化学鶴岡 誠 教授(出身企業:ソニー)三田 俊裕 准教授禹 珍碩 講師上野 祐樹 講師関口 暁宣 講師野田 龍介 講師戸井 朗人 教授/コーオプセンター長中払 周 教授荒川 貴博 准教授坪川 宏 准教授原 賢二 教授山下 俊 教授/副学長上野 聡 准教授森本 樹 准教授鈴木 博美 就職担当特任講師専門分野:経営学、キャリア開発、人材開発3839います。感光性樹脂は、光反応により極微細な凹凸パターンを形成するもので、反応開始剤としてヨードニウム塩が用いられています。近年、電子デバイスの小型化に伴って、加工に用いる光はより短波長化が進められています。一方、LEDの進歩に伴い長波長の光源が簡単に用いられるようになってきました。しかし長波長の光はエネルギーが小さいため、ヨードニウム塩を反応させることができません。そこで私は、増感剤を利用した長波長光でのヨードニウム塩の反応を検討し、そのメカニズムの解明をめざす研究に取り組んでいます。私がこのような「光機能材料」に関連する研究テーマを選んだのは、もともとサイリウムのような化学発光や、光と材料の相互作用に興味があったからです。実験の結果が視覚的に確認できる点も魅力でした。これまで企業と共同で進めてきた研究を通じて、さまざまなまざまな電子機器・デバイスに欠かせない半導体の製造には、感光性樹脂が使われて知見を得ることができ、その成果を複数の学会で発表しました。最初の学会では、研究の要旨を簡潔にまとめることに悩み、解析が終わったばかりの実験データを急遽ポスターに入れ込むなど、本番直前まで多くの苦労を味わいました。しかし、それ以前に学内の卒論発表会で、先生方を相手にプレゼンテーションや質疑応答の訓練を積んでいたので、その経験も生かして無事に乗り切ることができました。学会は発表の場であると同時に、学外の専門家との出会いの場でもあります。実際、私は自分の研究対象に精通した研究者と話をすることができ、多くの刺激と発見がありました。「学会は楽しい」と実感できたことも貴重な収穫です。今後、いくつかの追加実験を行ったうえで新たな論文を作成しようと計画しています。目標は専門雑誌に掲載されること。本学での研究を思い残すところなくやり遂げた後、材料化学関連の研究開発職をターゲットに、就職活動に力を注ごうと考えています。しい舛田 真優研究室/テーマ/教員一覧 (2023年4月現在) 電気電子工学科センシング技術活用研究室 ◦センサーによる計測とAI/機械学習によるIoTシステムに関する研究◦社会インフラにおける点検・監視におけるIoT活用◦小型・自立・実用的なIoTデバイスの開発複合ナノデバイス研究室 ◦酸化チタンナノチューブを用いたマイクロガスセンサーの開発◦生体材料を用いた電子デバイスの開発◦有機/無機複合材料の開発生体情報工学研究室 ◦ニューラルネットワークを用いたモデル推定◦並列シミュレーションプログラムの開発◦メタヒューリスティクスによる最適化問題の解法ハイパワーシステム研究室 ◦次世代風力発電システムの開発◦液体中熱プラズマを用いた高電圧直流スイッチの開発◦過酷環境におけるワイヤレス給電の開発エネルギー応用研究室 ◦電気自動車・モーターを高効率に安定動作させるハード及び制御系の研究◦エネルギーを再利用する排熱発電の研究◦大気圧プラズマを使った生体育成の推進・殺菌の研究 応用化学科化学工学研究室 ◦触媒反応を利用した液体燃料の製造プロセスの開発◦乾燥地や塩害地など耕作に向かない土地を利用した植林◦伝熱を利用した樹液流センサーの省エネルギー化有機分子設計学研究室 ◦含フッ素化合物(アミノ酸類)のためのライブラリー化合物の創製◦結晶工学による細孔構築と機能開拓(水素貯蔵、分子逆止弁、他)◦電子移動反応を利用する新規な有機化学反応、その反応溶媒の開発生物化学研究室 ◦化学ツールを用いたゲノムDNAの分析法の開発◦化学ツールを用いたタンパク質の分析法の開発◦分子認識能を持つ高分子材料(人工抗体)の開発材料物理化学研究室 ◦環境に調和した合成プロセスによる新規の機能性材料の創製◦元素組合せ効果で発現する光触媒機能や電気特性の向上◦セラミックスで作るバイオセンサーや生体材料の機能向上金属表面化学研究室 ◦金属の陽極酸化によるナノスケールの多孔質皮膜の作製と応用◦陽極酸化により得られる金酸化物皮膜の還元特性と応用◦壁や天井を自在に動き回るための手足の表面の構築と濡れ制御

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