202120191234 実践工学プロジェクト演習Ⅰ〜Ⅷ▶ 電気・電子回路や電磁気学、プログラミングなどの学びを土台に、専門分野を相互に関連づけて学修▶ 豊かな社会を創る「サステイナブル工学」の視点で、最先端技術を学ぶ▶ 未来につながる、電気電子工学の新技術創出力を体験的に身につける年次年次年次年次研究は試行錯誤の連続バイオ計測工学研究室50年後のミライ予想50年後のミライ予想私にとっては絶好のタイミングでした。先端技術で人の健康や生命を守るという明確な目的に惹かれ、すぐに配属を希望しました。荒川 工学というと基本は物理中心のイメージですが、ここでは化学や生物の知識も非常に重要となります。佐藤さんは、「センサーを内蔵した絆創膏」で傷口の状態を一目で把握する技術を研究していますが、このような生体にやさしい非侵襲の計測デバイスのニーズは高まっています。実用化につながる成果を期待したいですね。寝ている間に健康診断し寝ている間に健康診断してくれるベッドが人気に!てくれるベッドが人気に!ヘルスケアデバイス・センサの研究バイオ計測工学研究室とは関連する資格•電気主任技術者 •電気通信主任技術者•電気工事士 •無線従事者 •情報処理技術者試験•危険物取扱者 ほか※それぞれの資格には、取得条件や種別などがあります。カリキュラムの詳細はこちら※学士・修士一貫早期修了プログラム対象学生は、4年次前期修了時に学部を卒業し、後期から修士課程がスタートします。絆創膏内蔵センサーのプロトタイプ関連する目標研究室の詳細はこちら◦社会連携概論 ◦社会連携演習Ⅰ◦コーオプ実習 ◦社会連携演習Ⅱ・Ⅲ ◦地域連携課題 ◦社会連携実習(海外)◦コーオプ実習 ◦社会連携演習Ⅱ・Ⅲ ◦地域連携課題 ◦社会連携実習(海外)※ 代表的な科目のみ掲載。変更になる場合があります。学部共通教育科目についてはP.30参照。電気電子工学や生体計測工学を基盤にしたセンサーやデバイスを、ヘルスケア・医療診断分野に応用する研究を推進。生体由来の成分計測によるヘルスケアデバイスや、非侵襲性の診断用デバイスなどの開発が進行中です。大学院 工学研究科 サステイナブル工学専攻 修士課程1年(取材時)県立青森高校出身(青森県)[ 主な科目例 ]◦微分積分Ⅰ・Ⅱ ◦線形代数 ◦電気数学◦電気数学演習 ◦工学基礎実験◦電気回路Ⅰ・Ⅱ ◦電子回路Ⅰ◦電気回路演習Ⅰ・Ⅱ ◦電子回路演習Ⅰ ほか[ 主な科目例 ]◦フーリエ解析 ◦基礎力学 ◦プログラミング基礎 ◦プログラミング応用 ◦電子デバイス◦センサー工学 ◦通信工学 ◦エネルギー工学 ◦システム工学 ◦ディジタル回路 ◦電気機器◦電気電子工学実験Ⅰ・Ⅱ ◦電気磁気学Ⅰ・Ⅱ ほか[ 主な科目例 ]◦信頼性工学 ◦知的財産権 ◦プロセス工学 ◦グリーンエネルギー ◦パワーエレクトロニクス◦サステイナブル電気電子 ◦発変電工学 ◦通信システム ◦集積回路 ◦送電システム◦オプトエレクトロニクス ◦電気電子工学実験Ⅲ ◦創成課題 ほか[ 主な科目例 ]◦電気法規と電気施設管理◦電波法規 ◦卒業課題Ⅰ・Ⅱ 3435ピックアップピックアップ線形代数や微分積分、プログラミングといった工学基礎科目と並行して、コーオプ教育の入門科目もスタート。電気回路Ⅰ、電子回路Ⅰ、電気数学の各必修科目を、演習科目と併せて学び、電気工学・電子工学の実践力を養っていきます。 2年次は、電気電子工学分野の基礎から応用への導入までを学べるようカリキュラムを構成。専門科目として、電気磁気学、電子デバイス、センサー工学、システム工学などを学び、サステイナブル工学を学ぶうえでの十分な基礎を固めます。前期は、学科の全員がコーオプ実習を経験。後期には、サステイナブル電気電子、グリーンエネルギー、送電システム、パワーエレクトロニクスなどの専門科目を履修するほか、創成課題で研究技術などを学び、4年次の卒業課題に備えます。研究室配属 3年次までの学修の成果を生かして卒業課題に取り組むとともに、業界・企業研究、自己分析などを行い、就職活動や卒業後に備えます。電気関連の資格取得をサポートするため、電気法規関連の2つの科目を選択科目として用意しています。実践工学プロジェクト演習 Ⅰ〜Ⅷ工学に関する各種のプロジェクトに挑戦し、学科、学年を越えたメンバーと協働で課題解決に取り組みます。パワーエレクトロ二クス電圧・電流・周波数の面で適切な電力 変換を行うことにより、電力の利用 効率を高めるパワーエレクトロニクス について、基本的な仕組みなどを 学びます。1年次すべてが新鮮な基礎実験回路を組んで行う基礎実験は、初めて経験することばかり。すべてが現在の研究に役立っています。を用いて電極を作成し、それをさまざまな試薬で表面処理したり、センサーとして機能させるために酵素塗布するなど、実験の準備段階から細かな手作業の連続で頭も手も使います。荒川 この研究室では、ひとつの基板上にセンサーや電子回路などを集積化する半導体微細加工技術を中心に、多様なものづくりのスキルが鍛えられますし、実験を一から組み立てて実行する力も養われますから、学生は成長を実感できるでしょう。先日、佐藤さんにとっては初めてとなる学会発表をベトナムで行いましたが、これも貴重な経験になったはずです。み込んで、どうにか無事に乗り切りました。来月、国内でも学会発表を行いますが、海外を経験しているので余裕を持って臨めそうです。荒川 頼もしいですね。挑戦心とともに私が研究で重視しているのは、「世界にないもの」を創造すること。誰も見たこ佐藤 私の研究は、傷口から出る尿酸が高濃度なほど重症度が高いという点に着目したものです。自分でカーボンや銀3年次収穫多きコーオプ実習電気設備の保守管理の現場作業を社員の方と経験。コミュニケーション力が磨かれた!とがないセンサーやデバイスをつくり世の中に貢献していくことが、研究室の基本目標です。そのためには、研究者自身が常に想像力を働かせることが大切です。ゼロから何かを生み出すことは難しいことですが、想像できることはたいてい実現可能ですから。ゴールをイメージできれば、おのずと必要な知識や技術、クリアすべき課題も明確になってくるに違いありません。専門分野を基礎から学ぶ 基本を身につけ、就業経験を積む 体系的に学ぶことで、理解を深める 培った力を揺るぎないものにする 国際学会を経験して、大きく成長できましたFeatures社会を支える電気・電子のテクノロジーを学ぶ荒川 貴博 准教授佐藤 瑞基4年間の学びの流れ卒業後の進路大学院進学/電子部品・電子電気機器・医療機器・自動車・航空宇宙関連などの製造業、電力・エネルギー、建設・プラント、運輸、通信・ネットワーク分野の研究開発において、サステイナブル工学を応用して活躍できる技術者・研究者 ほか※就職実績はP.108をご覧ください。学生と先生のタイム傷の治り具合がわかる絆創膏の開発に挑戦佐藤 もともと医療工学に興味があったので、学部3年次に荒川先生がバイオ計測工学研究室を立ち上げたのは、20202年次授業の多くがリモートにコロナ禍の影響で、実験はほとんどリモート中心に。リアルな体験が制限されたちょっと辛い時期。想像力を働かせ、「世界にないもの」を創ろう佐藤 研究のポイントを視覚的に表現するスライドの作成には力を入れました。また苦手な英語も繰り返し原稿を読20224年次(修士課程1年次)※研究成果現在の研究は、人への応用が見込めるレベルにまで到達。今後、より安定性を高めて実際に使えるセンサーとして形にしたい!佐藤さんの成長の歩みフノルー活トPC用をTALKTALK電気電子工学科
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