20212019○⁄𝑡𝑡𝑡𝑡𝑡𝑡𝑡𝑡=0.2では揚力は小さいが,スパン効率は向上 1234実践工学プロジェクト演習Ⅰ〜Ⅷ▶ 手書きのテクニカルイラストレーションから始まる一連のものづくり教育を通じて、工学的な創造力を身につける▶ ハイテク加工機や先進的な研究機器、ソフトウェアなどの扱いに長け、研究開発を推進できる先端人材を育成▶ 「4力」と呼ばれる、機械工学の専門家として知っておくべき学問を体系的に学修年次年次年次年次NHKロボコンでは3年次にベスト4進出!前翅・後翅モデル後翅のみモデル迎え角:大揚力:大後翅後縁渦後翅のみモデル前翅・後翅モデル流れ→前翅が瞬間的な飛行性能の向上に寄与前翅迎え角:小揚力:小生物流体研究室50年後のミライ予想50年後のミライ予想翔の能力もそのひとつで、その羽の動きや形状、構造は非常に理に適っています。このメカニズムについて詳しく解明することが研究室の目標。さらに、得られた知見を優れた機械の開発に生かしていくことも視野に入れています。菊池 私は入学時から本学のロボコンプロジェクトのメンバーで、実際の機械に多く触れてきましたが、生物の持つ優れた機能を機械やロボットに役立てる「生物規範工学」は、新しいチャレンジ。授業やロボコンで身につけてきた工学知識だけでは通用しない未知の領域なのでやりがいがあります。アニメのような羽ばたき飛行機でアニメのような羽ばたき飛行機で、 、 空を自由に飛び回れる!空を自由に飛び回れる!生物規範工学の研究生物流体研究室とは関連する資格•技術士補 •機械設計技術者 •CAD利用技術者•品質管理検定(QC検定)•危険物取扱者 •ボイラー技士 •消防設備士 ほか※それぞれの資格には、取得条件や種別などがあります。カリキュラムの詳細はこちらトンボの飛翔メカニズムの解析研究室の詳細はこちら関連する目標結果と考察–翼の相互作用の影響◦社会連携概論 ◦社会連携演習Ⅰ◦コーオプ実習 ◦社会連携演習Ⅱ・Ⅲ ◦地域連携課題 ◦社会連携実習(海外)◦コーオプ実習 ◦社会連携演習Ⅱ・Ⅲ ◦地域連携課題 ◦社会連携実習(海外)※ 代表的な科目のみ掲載。変更になる場合があります。学部共通教育科目についてはP.30参照。昆虫や鳥など羽ばたき翼を持つ生物の飛翔メカニズムを、数値流体計測などの手法を用いて研究。その成果を 高効率で騒音の小さいプロペラやファンなどに生かし、サステイナブルな社会への貢献をめざします。機械工学科4年(取材時)県立富士河口湖高校出身(山梨県)[ 主な科目例 ]◦線形代数 ◦プログラミング基礎◦電気電子回路Ⅰ ◦微分積分Ⅰ・Ⅱ◦基礎力学 ◦工学基礎実験 ◦機械創造基礎 ◦材料力学 ◦機構学 ほか[ 主な科目例 ]◦微分方程式 ◦確率と統計 ◦安全工学 ◦電気電子回路Ⅱ◦計測工学 ◦機械力学 ◦流体力学 ◦熱力学 ◦機械製図実習◦3D機械設計製図 ◦3D機械設計製作 ◦マイクロコントローラ実習◦機械工学基礎実験 ほか[ 主な科目例 ]◦知的財産権 ◦信頼性工学 ◦フーリエ解析 ◦プログラミング応用◦ロボット知能学 ◦ロボット運動学 ◦サステイナブル機械設計◦サステイナブル生産技術 ◦加工学 ◦計算力学◦機械工学応用実験 ◦機械創造応用 ◦創成課題 ほか[ 主な科目例 ]◦卒業課題Ⅰ・Ⅱ3233進学先東京工科大学大学院 工学研究科サステイナブル工学専攻 ピックアップピックアップ線形代数や微分積分、プログラミングといった工学基礎科目と並行して、サステイナブル工学に関連する学部共通の専門科目や、コーオプ教育の入門科目もスタート。機械創造基礎のほか、機械工学系の専門科目も、1年次から用意されています。 2年次前期までに、機械工学分野の基本である4力学(機械力学、材料力学、熱力学、流体力学)の基礎を身につける専門科目を履修します。後期には、全学生が学内外で約2ヵ月間のコーオプ実習に臨み、実社会の仕事を経験します。専門科目として、システム構築や応用に関わる設計・加工学、ロボティクス、ICT応用などを体系的に学修。そのうえで、サステイナブル工学に基づく機械設計や生産工学を学び、3学科合同のサステイナブル工学プロジェクト演習に臨みます。研究室配属 3年次までの学修の成果を生かし、それぞれが専門的なテーマを決めて卒業課題に取り組む期間です。卒業課題での分野ごとの専門的研究に加え、業界・企業研究や自己分析なども行い、就職活動や卒業後の大学院進学、就業に備えます。実践工学プロジェクト演習 Ⅰ〜Ⅷ工学に関する各種のプロジェクトに挑戦し、学科、学年を越えたメンバーと協働で課題解決に取り組みます。機械工学応用実験熱伝導率、強制振動、NC旋盤などをテーマに、少数のグループで実験を行います。専門基礎科目や専門科目で学んだ技術、理論を深く定着させ、 卒業課題に備えます。1年次ロボットづくりに初挑戦工学部のロボコンプロジェクトに参加し、プログラミングを担当。知識ゼロからの挑戦は収穫しかない!1秒間に5000コマ撮影できる高速度カメラや、空気の流れを可視化できるレーザー装置などの発達により、見えない空気の流れがわかるようになり、研究が急速に進展しています。とはいえ対象となる生物は多様ですから、探るべきテーマには事欠かない面白い分野だと思います。菊池 私は現在、トンボの飛行効率の解明をテーマに、前後の羽を独立して動かすメリットを定量的に評価することをめざす研究に取り組んでいます。トンボは昆虫界でも随一の機動性を有しており、流体的な要素は複雑。簡単に飛翔メカニズムを理解することはできません。研究を進める中で、固定翼の飛行の原理や航空力学まで、より詳しく知る必要野田 羽ばたきによる飛翔のメカニズムは非常に複雑で、これまであまり解明が進んでいませんでした。それが近年、3年次実践の難しさを知る歩行ロボットの製作を経験。計算では動くはずのものが 動かず、理論と実践のギャップ を痛感した。性を感じ、幅広い文献の講読にも時間を割いています。察することができます。普段から自分の目で生物を見る習慣を作れば、研究の発見やひらめきにつながるはずですから、ぜひ、この環境面のアドバンテージを研究に役立ててほしいですね。菊池 はい。実は昆虫に触れるのはあまり得意ではないのですが、もっと自然に目を向けて生物の知識を増やしていくことは重要だと自覚しています。自分が知らない魅力的な動きや能力を持つ昆虫は、まだまだたくさんいるでしょうから。専門分野を基礎から学ぶ 基本を身につけ、就業経験を積む 体系的に学ぶことで、理解を深める 培った力を揺るぎないものにする 答えがないことに挑むのが研究の最大の面白さですFeatures幅広い機械工学の知識と技術で、新しい“ものづくり”をめざす野田 龍介 講師菊池 隼4年間の学びの流れ卒業後の進路大学院進学/自動車・鉄道・航空宇宙産業、人の生活や産業を支えるロボット製造業、ものづくりを促進する工作機械製造業や、新しい材料・エネルギー分野などの研究開発において、サステイナブル工学を応用して活躍できる技術者・研究者 ほか※就職実績はP.108をご覧ください。学生と先生のタイム昆虫の飛翔メカニズムを解明し、機械に生かす野田 昆虫は、人間よりも遥か以前に地球に現れ、さまざまに変化する環境に見事に適応して進化してきました。飛20202年次この学びこそ機械工学科!熱力学、材料力学、機械力学、流体力学からなる機械工学の4力学を学修。現在の研究の下地になっている。自然豊かな環境を研究のアドバンテージに野田 八王子キャンパスの周囲には豊かな自然があり、研究室から外に出れば、昆虫や鳥をはじめ多様な生物を観20224年次研究の成果4年間の集大成として、研究成果の学会発表に初チャレンジ。この経験は大学院での研究活動に必ず生きるはずです。菊池さんの成長の歩みTALKTALK機械工学科
元のページ ../index.html#18