看護師資格はもちろん、助産師資格の取得も目指せる看護学部では、新生児のケアについてもしっかり学びます。この男の子と女の子の2体の赤ちゃん理学部の学部棟であるS号館の廊下には、他学部にはないさまざまな謎が。そのうち3つをご紹介。まずは天井に設置された(1)デ 123 ど、なぜ廊下に?ジタル時計。教室の壁ならわかるけ次はもっと不思議な、(2)壁から飛び出ているシャワー。いやいや、廊下でシャワーを浴びないでしょ……と思いきや、これは実験中に水で洗い流す必要がある緊急事態に備えたもの。最後は、(3)一見するとどうすればたどり着けるのかと戸惑うテラス。謎が多いS号館は、迷路っぽいつくりが楽しい。人形は、その実習で使用するためのもの。パッチリ開いた目におちょぼ口、かわいいけれど、造形がリアルすぎるような気も!?ちなみに赤ちゃんたちの名前は、左が「柴山三花」で、右が「北島三里」。そして北里大学の学祖の名前は「北里柴三郎」博士。あれ、赤ちゃんの名前、なんだかどこかで聞いたことがあるような……。高さ70メートルの高層校舎「北里研究所/北里大学プラチナタワー」がそびえ立ち、近代的設備が整っている白金キャンパス。その一角には伝統的なつくりのお社が。実はこれ、「コッホ・北里神社」という名の立派な神社。建立したのは北里大学の学祖・北里柴三郎博士。ベルリン留学時に師事した世界的細菌学者のローベルト・コッホ博士の逝去を悼んで建てられたといわれています。北里博士の逝去後、今度は門下生が博士を祀る社を建てたものの戦災で消失したため、コッホ博士の社に合祀して現在の形になりました。キャンパス内には、1908年にコッホ博士が来日した際に植えた月桂樹と杉の木や記念碑が保存されています。北里博士とコッホ博士。ともに医学史上にその名を残すふたりの偉人が祀られた、大切な神社なのです。S号館廊下に潜む3つの謎北里柴三郎博士は第1回ノーベル賞の候補だった偉人!岡部和季さん医療衛生学部看護実習ではよく人形を使っているんです(笑)鈴木恵栞香さん看護学部看護学科リハビリテーション学科言語聴覚療法学専攻3年2年17キャンパスにたたずむ神社リアルを追求した赤ちゃん人形08KONETA09KONETA07KONETA
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