10日本語教員とは、国語の教員ではなく外国人や外国生活が長かった日本人などに日本語を教える教員のこと。近年、在留外国人や海外に住む日本人が増え、多くの日本語教員が必要とされています。本学では創立以来多くの修了生を輩出しており、国内外の日本語学校や大学で日本語を教えています。植物や園芸作業がひとに与える効果をリハビリテーションに活用することを園芸療法といい、本学は日本園芸療法学会認定教育講座で、社会園芸学科だけでなく全ての学科で園芸療法士をめざすことができます。関東の大学でこの資格が取得できるのは千葉大学と本学だけになります。規定の授業と実習を経て資格試験に合格し、高齢者施設、障害者施設、リハビリ施設などで活躍をしています。外国人材の受け入れが本格的になり、日本で生活していく外国人が増加している中、外国籍住民の学びと地域参加をボランティアとして支えるのが「日本語学習支援者」です。日本語教師や日本語教育コーディネーターとともに、日本語学習者を支援し、促進していく人材を育てます。地方自治体も多文化共生のために本格的に日本語教育に取り組み始め、活躍の場が広がっています。高校時代から留学生に日本語を教える日本語教員に興味があり、資格を持つことに憧れていました。そこで日本語日本文化学科に入学し、この日本語教員養成課程を専攻しました。教育実習に向けての模擬授業では、教案や授業で扱うプリントまで、全て自分で考え、パワーポイントなどで作成することが必要です。通常授業との両立は大変でしたが、同じ目標をもつ友人たちと励まし合うことで乗り切ることができました。また、通常授業の課題と資格の勉強を両立するために、1日の段取りを強く意識するように。順序だてて物事を考え進めるスケジュール管理能力が高められたと思います。目標に向かい努力した日々は、やればできるという自信につながりました。子育て支援員とは、保育所、子育て支援施設での保育補助、一時預かりなどに従事できる厚生労働省認定資格です。子ども・子育て支援に関心のある学生、いずれは保育士の資格を取得したいと考えている学生におすすめです。本学では、NPO法人あい・ぽーとステーションの「子育て支援員研修」に参加することで、この子育て支援員の資格を取得することができます。多摩キャンパスでの研修もスタートしました。日本語教員園芸療法士目標との出会い保戸塚 朋実日本語日本文化学科4年(愛知県・尾北高等学校 出身)恵泉にはすべての学科の学生が取得を目指せる資格があるため、多くの学生が目標に向かってそれぞれの計画のなかで取り組んでいます。努力した日々が自分の自信になりました日本語学習支援者子育て支援員Story4目標に向かって一歩ずつ私らしく前に進もう
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