073 JOSAI UNIVERSITY 2023さまざまな専門的ニーズに応えられる人材の育成をめざして数学専攻の研究分野と内容物質科学専攻の研究部門と講義科目[ 代数学分野 ]● 代数群の整数論● 代数幾何学● 可積分系[ 幾何学分野 ]● 幾何学とトポロジー● 位相幾何学● 複素幾何学【物質構造部門】● 分子集合体論特論 ● 材料力学特論● 錯体物性化学特論 ● ナノカーボン化学特論【生体物質科学部門】● 生体分子分光学特論● 環境生命化学特論● 生体分子化学特論[ 解析学分野 ] ● 調和解析● 非線形偏微分方程式論● 特異摂動の代数解析、 完全WKB解析研究能力向上の一環および進路の選択肢を拡げるために、2004年度の発足時からコンピュータ技術の修得を特色としています。また21世紀の科学技術の新たな展望を鑑み、2012年度以降、ナノ粒子・ナノ構造体を研究するナノテクノロジー、有機太陽電池・磁性体・発光材料など、機能性素材の研究に重点を置いています。さらに、2017年度からは、生体分子の機能も研究対象に含め、体制の強化・充実を図っています。【物質機能部門】● 光ナノ科学特論 ● 反応物理化学特論● 光機能材料物性特論● 固体物性化学特論新しい時代に即した重点研究分野への展開[ 応用数学分野 ]● 量子アルゴリズム● 組合せ論と表現論、 符号理論と暗号理論[ 数理科学分野 ]● 偏微分方程式の 数値解析● 数値流体力学【分子設計部門】● 合成有機化学特論 ● 量子化学特論● 天然物有機化学特論 ● 有機機能化学特論 ● 有機金属錯体化学特論数学専攻修士課程は、建学の精神「学問による人間形成」を踏まえ「広い視野に立って精深な学識を授け、専門分野における研究の能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な高度の能力を養う」ことを目的に設立されました。本課程は本学数学科を基礎としており、設置目的にあるように、例えば、高度な数学的能力を持つ数学教育者や「保険計理人」といった数理統計者などのいろいろなニーズに応えられるような人材を育成しています。専門分野には、純粋数学として「代数」「幾何」「解析」、応用数学として「応用数学」「数理科学」「社会数理」があります。必修科目は「数学講究Ⅰ・Ⅱ」と「数学論文研修」です。必修科目を通し、専門的知識・能力を身につけていきます。大学卒業時に数学の中学校教諭一種免許状、高等学校教諭一種免許状を取得していると、所定の単位を取得することによりさらに上級の資格である「専修免許」を取得することができます。教職志望の大学院生が在学しながら、中高の現場で非常勤講師の仕事に携わることもあります。数学科の埼玉坂戸キャンパスと東京紀尾井町キャンパスでの2校地教育の開始に伴い、数学専攻の一部授業も東京紀尾井町キャンパスで実施されています。近年、企業で研究開発職として採用されるためには修士課程修了が要件になりつつあります。経済界からは、研究の現場体験と思考の柔軟性をバランスよく兼備した修士号取得者の人材確保が強く望まれています。また教職志望者にとっては、修士課程修了時には専修免許状取得の道が開かれます。これは中等教育機関における昇格・昇進の要件のひとつになっています。このように、大学院進学は将来のキャリアパスにつながる多くの可能性を提供します。物質科学専攻では多くの学部卒業生諸氏の進学を期待しています。学部での研鑽をさらに深めたい学生のために、充実した大学院教育が用意されています。学部での学習・研究分野から発展したカリキュラム編成により、大学院生は効率的・段階的に知識や能力を高めていくことができます。また、大学院生は授業・実習での指導補助員(TA:ティーチングアシスタント)として、学部生への学習サポートやアドバイスを行います。物質科学専攻では、働きながら学ぶ社会人のために6時限目を開講しています。オリジナルサイトへ[ 社会数理分野 ]● 多変量統計解析の 理論と応用● 確率過程の漸近論、 逐次推定オリジナルサイトへ【専攻共通】● 物質科学のための情報科学特論● 物質科学コンピュータ言語特論● 物質科学計算機代数特論● サイエンスビジネスセミナー● 物質科学特別研究 など研究者・高度技術者の養成理学研究科がめざすこと数学専攻[修士課程]物質科学専攻[修士課程]高度専門技術取得者としての就職のために理学研究科
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