JISSEN世界を変える、行動する10於保AAAAGUIDEBOOK 2026於保於保詳細のインタビュー記事はこちらから!基礎をきっちり学んで築く於保Aさんは20年ぐらい前に本学を卒業され、現在はカルビー株式会社でご活躍されていますね。はい。現在はマーケティング部で「かっぱえびせん」、「サッポロポテト」や「堅あげポテト」といったロングセラーブランドのブランドディレクターを務めています。カルビーは原材料を重視しているので、入社すると農業体験も行います。商品を作るためには工場や開発など関係部署と相談しながら進めます。大切にしているのはお客様のニーズを読むことです。お客様の言葉の先にあるものを想像して仮説を立て、ニーズに合うかを常に心に留めています。於保まさに食科学ですね。新設の食科学部では、「食」を科学的な学問として学びます。食デザイン専攻であれば、原料から加工、流通までや起業を見据えた経営やマーケティングなども学べますし、健康栄養専攻では部活動などでアスリートを目指す生徒の栄養サポート、管理栄養学科では海外の管理栄養士の仕事体験もあります。もう一度入学するとしたらどこに興味がありますか?海外の栄養士体験は関心がありますね。当社も海外に力を入れています。今後の管理栄養士は、海外を知ることも必要ですし、日本在住の外国人への対応も求められますね。実習で経験した世界の食糧や栄養の状況を知ることで新しい発想も生まれます。海外の知識を学ぶことも必要ですが、日本の高齢者向けの食が海外の先例となることもあるので、大学時代に学ぶことは有効だと思います。以前は管理栄養士の仕事領域は限定的でしたが、現在は地域の栄養ケアステーションや、企業や病院でのカウンセリングにまで広がりました。当社でも栄養相談を一部の商品で導入し、自社製品の活用につなげています。栄養士の存在って大きいと思います。企業は新しい取り組みを重ねておられますね。本学は社会連携の授業にも力を入れています。今後は次年度の学生が前年度の学びを受け継いで深化させる長期の連携や、最初だけオープン講座のようなもので開催し、興味を持てばその企業に入社して継続して課題に取り組むこともできそうですね。企業との新しい連携ができるような仕組みを作っていきたいと考えています。食科学科食デザイン専攻・カフェ・レストランの経営・メニュー開発・企業での食品開発や販売促進・マーケティング「相手(=お客様)により求めていることが異なること」食科学部卒業生Aさん(カルビー株式会社 勤務)食科学科健康栄養専攻・アスリートの栄養サポート・スポーツインストラクター・学校や給食施設での給食業務卒業生 Aさん生活科学部 食生活科学科管理栄養士専攻 1999年卒業。2025年4月よりカルビー(株)マーケティング本部で本部長を担う。・栄養ケアステーションの運営・ 医療機関(病院・診療所)や 各種施設での栄養管理や指導カルビー株式会社 勤務管理栄養学科食科学部の卒業後の進路卒業生のAさんと於保先生に学びの大切さと未来への想いを聞きました。於保 祐子教授食品業界で活躍する卒業生から聞く「マネジメント力・自己管理能力」JISSENで身につく力とは
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