※2グローバルインターンシップ※1カフェ経営演習09詳細のインタビュー記事はこちらから!人間社会学部 「食」をテーマにした卒業研究それぞれの専門で得られる学びや社会で活かせるスキルについてお話しいただきました。食デザイン専攻と人間社会学部の教授が異なるアプローチで語る「食」。食科学部 食科学科 食デザイン専攻杉山 靖正教授 海外の現地企業で就業経験を積むグローバルインターンシップはアメリカのテーマパーク、カンボジアのカレー販売など、国も職種も豊富で、自身のキャリア選択にも役立ちます。JISSEN WOMEN'S UNIVERSITY人間社会学部 ビジネス社会学科篠﨑 香織教授 自分たちで考案したメニューを実際に販売します。経営の先生による採算面の指導や、食物や調理の先生指導の調理実習を経て、実際のカフェ経営を体験してスキルを高めます。・色彩やイメージが味覚や食欲に与える影響・モッパン(食事動画)から読み取る現代韓国の食・元イタリアンシェフによるベーカリーの展開―「アマムダコタン」を事例として―・日本と韓国・中国の食事マナーの相違・素材を無駄なく使う和食の魅力 ―家庭系食品ロス削減のため・埼玉うどんの若年層知名度向上について・埼玉県小川町における地域資源を活かしたまちづくりとフードツーリズムに関する研究・琉球料理を継承していくために・カフェ業界のコロナによる財務状況の変動~ドトール・コーヒーとサンマルクカフェ~・飽和する冷凍食品業界におけるマルハニチロとニッスイの経営状況についての分析・少額駄菓子のロングセラー商品を扱う企業の生き残り戦略・食品会社における取締役の責任と内部統制システム―食品に関する企業不祥事を題材に―きる人材を多く輩出したいですね。現代では安心・安全な健康を保つ食品の需要が高まっていて、食の成分にかかわる理系科目はとても重要です。加工や調理も商品開発には欠かせません。これらに加え、経営的な視点を新たに強化し、学生のみなさんが幅広い分野で活躍できるスキルを身につけられるような教育を提供していきます。篠﨑人間社会学部では、科学技術の社会的受容という観点から、「食と遺伝子組み換え」について考えたり、「エシカル消費」について学ぶなど、様々な科目から多様なアプローチで食をとらえる授業を履修することができます。それによって、そこに存在する課題を発見し解決に向けて必要な取り組みを考える力を身につけていくことができます。問題発見能力は、将来どのような分野に進む場合でも求められるので、しっかり磨いて欲しいです。全学プログラムのグローバルインターンシップ※2のひとつ「カンボジアでのカレー販売」は、食デザインの学生と人間社会学部の学生の両方の知識でより良い学びが得られる場となっていますね。杉山そうですね。さらに講義を同時開講することで学びの幅が一層広がると思います。異なる分野の学生同士だからこそ出る意見も、学生にとって刺激になりますね。フードサイエンスや商品開発、スモールビジネス起業も学べる実践的なビジネススキルや社会で必要なマネジメント能力を学べる対談 食科学部 教授 人間社会学部 教授篠﨑「食」は良いトピックですね。文化も食から入るので切り口が広がります。人間社会学部では「言葉の説明や食べ物の色、盛り付けで変化するおいしさの感じ方」を調査している学生がいます。杉山面白いですね。食デザイン専攻でも「お皿の色や模様などが食欲をそそるか」をテーマにしている先生もいます。私は捨てられる食材を有効活用する研究をしていますが、他にも茸の軸の六次産業化を研究する先生やアレルギー対策の食品を研究している先生などもいます。篠﨑食デザインはスモールビジネス起業に特化している印象がありますね。杉山はい。小売店舗経営の基礎を学べるような科目も設置しています。それと、必修科目を極力減らしたので、卒業後の目標に合わせた科目を選び、自分らしい学びのカリキュラムをデザインできます。カフェ経営演習※1では実際のカフェ運営を体験します。篠﨑人間社会学部では1年生で社会学、心理学、法律、情報系を学び、2年生で学科を選択します。起業を目指して入学する学生は少ないですが、どの業界でも活躍できる人材育成をしていて、組織マネジメントやリーダーシップなども学べます。杉山私たちの専門は「食」ですが、学生はさまざまな業界を志望しています。食以外の店舗経営でも活かせる科目や、簿記会計などの科目も新設します。経営者の立場を理解し、商品開発がで「食」が抱える課題や未来について
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