1314PROFESSOR'S VOICEWebでPBL授業の様子をチェック!「プロジェクト・ターム」のメリット半期ごとに実施大学・短大2年次対象※例:英文学科の場合。3年次の2Qにプロジェクト・タームを設定(プロジェクト・タームの設置学年・時期は各学科・専攻によって異なる)。KEYWORD - 01KEYWORD - 02社会の変化に柔軟に対応し、社会の発展に積極的に関与することができる学生を育成するために、本学ではPBL(Project Based Learning:課題解決型学習)授業を重視しています。企業や地域との連携の中で学生が自ら問題を見つけ、その問題を自ら解決する能力を身につけることを可能にします。本学では、学期制度をセメスター制(2学期制)からセメスター制とクォーター制(4学期制)の併用制へ移行することにより、授業科目の設置形態の多様化・柔軟化を図ります。また、授業等で得た知識や経験などを実体験に結びつけるための期間として「プロジェクト・ターム」を設定します。「プロジェクト・ターム」では、学生の主体的な学修姿勢を育むとともに、自身の学びと社会とを接続する機会を提供することを目的としています。セメスター制クォーター制4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月海外留学、インターンシップ、ボランティア活動への参加など多様な活用前期1Q日本のPBL授業は文科省の推進するアクティブラーニングの一つとして、この10年ほど着実に増えてきました。学生自身が課題を見つけ、他の学生と協力して答えを探すスタイルは、中学校や高校の授業にも導入されています。導入の目的は、答えを一つと決めず広い視点から課題に向きあう姿勢を身につける、専門領域の学びを社会が抱える現実的問題と結びつける手法を学ぶ、などがあります。本学でも教科書や講義による知識と社会との関わりを重視し、企業や地方自治体と連携するカリキュラムを積極的に取り入れています。企業や地域行政が直面する課題をしっかりと聞き、課題を取り巻く環境を調べ、グループワークによるディスカッションを重ね、学生の立場からの意見を提案します。提案の際のプレゼンテーションテクニックも重要なポイントで、表現力やファシリテーションも鍛えられます。一人ひとりが積極的に大学の勉強と日常生活との接点を見つけ、卒業後にも活かされるスキルをぜひ身につけていただければと思います。社会との関わりから、専門的知識を卒業後に活かす習慣を身につける夏季休業2Q夏季休業プロジェクト・タームPBL授業には、社会的課題に対しグループワークを行う訓練レベルから、企業と連携し企業の問題に取り組み提案を行う応用度の高いレベルまで段階があります。活用例:海外留学後期3Q4QKEYWORD - 03データに基づいて論理的に考えることができるようにするため、文系・理系問わずすべての学生が、「データサイエンス入門」「情報リテラシー基礎」を学びます。春季休業現地実習や留学、インターンシップなどの多彩なプロジェクトを通じ、教室での学びを深めることや、社会の中で応用したりする経験が得られます。春季休業文学部 英文学科猪熊 作巳 准教授入学から卒業までの間、授業や課外活動での体験を通してどれだけ成長できたかを振り返ることができるツールです。半期ごとに学修成果を自己診断し、次学期の目標設定に活用できます。教職員からのフィードバックもあり、学修へのモチベーションや次のアクションへとつながります。学修ポートフォリオで学修成果を確認しながら、担任(アカデミックアドバイザー)・助手・キャリアアドバイザー・カリキュラムアドバイザー・学生支援スタッフなど、教職員が学生一人ひとりにあわせたアドバイスをします。KEYWORD - 04KEYWORD - 05KEYWORD - 06生活科学部 食生活科学科 管理栄養士専攻 3年(茨城県 県立水戸第三高等学校出身)学修ルーブリックがきっかけで、主体性についてもっと伸ばしたいと思ったので学内で募集があった「SAKURA Café」の運営に携わることを決心して、立候補しました。地元のお店に、カフェで提供するお菓子を仕入れるため営業として交渉を行い、相手に意図を伝える難しさを経験しました。ルーブリックのコメントが、自ら行動することの大切さを学ぶきっかけになりました。廣津さんは、カンボジアの首都プノンペンで屋台経営に挑戦する実践型の海外インターンシップ「サムライカレープロジェクト」に参加。「現地で売れる商品が分からない」など多くの困難に見舞われながらもその都度臨機応変に対応し、大きな売上計上に成功しました。発表では現地での体験の経緯や気づきが見やすい資料と分かりやすい言葉で説明され、インターンシップ体験が廣津さん自身の大きな成長につながったこととともに高評価のポイントとなりました。「デザイン実習d」で外部のお客さまを交えてのワークショップを開催したとき、苦手だったコミュニケーションを一歩踏み出し、声かけを頑張ったことが自信になりました。その後の学修ルーブリックで、その経験を自分で振り返り、教職員の方から一歩踏み出したことを褒めていただいたことで、それが自信になり、次も頑張ってみようと思えるようになりました。海外に興味があり、絶好の機会と思い海外インターンシップに参加しました。文章やプレゼンテーションへの苦手意識を克服し、自分の力を客観的に評価してもらえたらと考えJSRAに応募しました。文章はポイントを5つに絞り、簡潔に分かりやすく表現。資料には写真を多く盛り込み、本番は元気に自分らしい発表ができるよう心がけました。他の皆さんの発表がどれも素晴らしく受賞は驚きでしたが、挑戦してみて本当によかったと思います。文学部 美学美術史学科 3年(高知県 県立高知追手前高等学校出身)文学部 英文学科 3年(神奈川県 県立鶴嶺高等学校出身)授業や課外活動などを振り返り、そこでの成長体験を学長をはじめとする教職員や、外部の企業役員の前で発表。評価の高い優秀な発表を表彰する取り組みです。学生が自身の行動や考え方を見つめ直すことを習慣化・言語化し、自己成長を実感する機会として2022年よりスタートしました。主体性をもっと伸ばしたくて、SAKURA Caféに参加最優秀賞苦手を克服するために挑戦し、自信に変えられた自分の力の評価を知りたくJSRA に挑戦#PBL(Project Based Learning)授業#プロジェクト・ターム#データサイエンス#学修ルーブリック#サポーター#JISSEN Student's Reflection Award(JSRA)学⽣の成長を促す 6KEYWORDS
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