石巻専修大学 CAMPUS GUIDE 2026
7/47

石巻市内の小学生の算数学習をサポート石巻市立開北小学校3年生に「衛生習慣教室」を開催専修大学神田キャンパスを会場に「いしのまき祭り」を開催高い合格実績を誇る専修大学公務員試験講座をオンラインで産学共同による[ものづくり×震災伝承]専修大学経営学部に半年間在籍[経営学部国内留学制度]石巻プログラム:専修大学国際交流協定校からの短期留学生対象石巻市におけるニホンジカと車の接触事故の発生要因の解明東松島産海苔の良さ・魅力を広めるプロジェクト仙台味噌・醤油の販路開拓と消費拡大プロジェクト生物科学科×人間教育学科 奥山 勉 特任教授 ほか人間教育学科 永山 貴洋 教授機械 工学科 髙橋 智 准教授生物科学科 辻 大和 教授経営学科 李 東勲 教授2024年11月、石巻専修大学にて、宮城県初となる「算数トライアスロン」が開催されました。「算数トライアスロン」は、児童たちが身体を動かしながら数字に関するパズルや、迷路、一筆書きなどの問題を解いていくイベントです。開催当日は、石巻地域の小学4年生〜6年生の児童25名を対象に、生物科学科と人間教育学科の教員志望の学生が問題の解答を導く手助けをし、交流しました。このイベントをとおして石巻地域の学力向上・発展を支援するとともに、教員を志す学生たちは、子どもたちに算数を教える貴重な経験を積むことができました。2024年7月、石巻市立開北小学校の3年生を対象に「衛生習慣教室」が開催されました。このイベントは、ライオン株式会社が企画・開催。「自分と大切な人の健康を守る正しい手 洗いを学ぼう!」をテーマに、なぜ手洗いをしないといけないのか、ウイルスや細菌から身を守る方法はなにか等、手洗いについての正しい理解と習慣の定着を図ることを目的に実施しました。本学からは人間教育学科の3年次3名が参加し、児童たちの理解が深まるよう声掛けをするなどして授業をサポートしました。学校現場で児童とふれあうことは、小学校教諭をめざす学生たちにとって貴重な経験となりました。ライオン株式会社は今後も「衛生習慣教室」を石巻市内にて開催予定で、本学学生も参加予定です。2024年10月、専修大学神田キャンパス(東京都千代田区)において「いしのまき祭り」を開催しました。「いしのまき祭り」は、専修大学と石巻専修大学の学生の交流活動から生まれた石巻の魅力発信イベントで、石巻市にも協力いただいています。開催当日は石巻の魅力発信のために、様々な学生企画や石巻焼きそば・かき料理のふるまいをはじめ、特産品販売、石巻川開き祭りで使用した七夕飾りの展示など、石巻の魅力を凝縮した企画を実施しました。当日は、学生、教職員、町内会や近隣住民が参加し、400名近い来場者でにぎわいました。2024年度より、系列校である専修大学(東京・神奈川)の公務員試験講座(講義動画)を受講できるようになりました。受講方法は、学内の専用教室での視聴または自宅でのオンデマンド視聴を選択することができます。1年次は「公務員試験入門講座」、2年次は「基礎力充実講座」、3・4年次は「実力完成講座」として積み上げられ、3年間を通して実施。3年間にわたるカリキュラムで実力が身につくよう計画された合理的なプログラムが1年次から受講可能です。夏期休暇前には、公務員試験講座担当講師による「公務員試験学習ガイダンス」があり、公務員試験対策や学習方法のアドバイスを受けることができます。2024年7月、大阪市で開催された『第11回「震災対策技術展」大阪2024』に髙 橋智准教授が指導する機械工学科の3・4年次4名が参加しました。同年2月に神奈川県横浜市で開催された「第28回震災対策技術展」に引き続いての出展です。東日本大震災時の気仙沼沿岸の津波プロジェクションマッピングと、安政南海地震と昭和南海地震時の和歌山県広川町の津波プロジェクションマッピングの展示を行いました。この発表では立体模型製作と、イベント来場者への震災の様子の説明を担当しています。産学共同によるものづくりと震災伝承のコラボレーションは、今後も続けていく予定です。石巻専修大学経営学部の学生が、石巻を離れ、専 修 大 学に一 定期間在籍して授業科目を履修し、その成績評価に基づき所 属 学 部において単位の認定を行うことができる制度です。参加した石巻専修大学の学生からは、「経営学の専門知識が身についた」、「専修大学と石巻専修大学の学修環境を比較することでそれぞれの良さがわかった」、「専修大学の学生との交流を通して新たな人間関係が築けた」といった意見が聞かれ、国内留学制度は学生の貴重な成長機会となっています。系列校である専修大学(東京・神奈川)で受け入れている短期留学生を対象に、8月上旬、石巻プログラムとして石巻市内の探索や地域住民との交流を行います。主なプログラムの内容は、東日本大震災の震災遺構等の見学や、文化体験アクティビティ、地元住民との交流会などです。また、石巻市への滞在期間中は、ホストファミリーへのホームステイを実施予定です。動物生態学研究室では、野生動物の交通事故(ロードキル)対策の研究を2020年から開始し、最近は石巻市で問題となっているニホンジカの衝突事故対策に力を入れています。研究室の学生たちにも協力を得て、事故の多発地点とそれ以外の場所の比較を行ったところ、事故の多い場所には周辺に植物が少なく、道路周辺の環境がシカの行動に影響している可能性があることがわかりました。今後は事故の多発地点周辺に構造物を実験的に設置し、事故の防止効果を検証したいと考えています。2019年春から国内外に東松島産の海苔の魅力を広めることを目的に商品開発に取り組んできたマーケティング戦略研究室。2021年には、その成果となる新商品「のりうらら」を開発。約2年間、宮城県東松島市の海苔養殖業者や飲食店経営者などからアドバイスを受けながら、総勢40人で地道に試行錯誤を重ね、完成にこぎつけました。他にも、経営学科の学生が中心となり結成された起業家サークルNOROSI愛好会の活動もサポート。宮城県味噌醤油工業組合と連携した「仙台味噌・醤油の販路開拓と消費拡大プロジェクト」がスタートするなど、同研究室の知見に多くの期待が寄せられています。P R O J E C T 01P R O J E C T 02P R O J E C T 07P R O J E C T 09P R O J E C T 03P R O J E C T 05P R O J E C T 04P R O J E C T 06P R O J E C T 081110つながる深める広がる専修大学・石巻専修大学合同開催3 D 設 計・解 析 研 究 室ス ポ ー ツ 心 理 学 研 究 室専 修 大 学 で 学 ぶ専 修 大 学 で 学 ぶ石 巻 を 体 験 する動物生態学研究室マーケティング戦略研究室学科やコースの枠を飛び越え、地域資源への理解を深めながら学ぶ石巻専修大学では、幅広い学びの機会を提供しています。地域連携プロジェクトも、そのひとつ。地域と連携し、地域の未来を想い、地域貢献について考える。在学中から実践的な経験ができる、社会課題解決型のプロジェクトです。算 数 教 育 研 究 室石 巻 専 修 大 学   専 修 大 学石巻専修大学地域連携プロジェクト

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る