石巻専修大学 CAMPUS GUIDE 2026
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理工学部生物科学科魚類/ベントス/プランクトン/河川・海洋環境の保全/生物資源の利用/海洋生態学/水族寄生生物学水産関連事業や、環境アセスメントなどの環境評価・調査事業での活躍が期待されます。また、水族館の飼育員をめざすこともできます(過去の就職実績:仙台うみの杜水族館、加茂水族館、京都水族館、DMMかりゆし水族館)。■ミズクラゲのストロビレーションを誘引する環境要因■等脚類はなぜ丸くなるのか? 球体化の進化要因を探る■人が創った干潟では、生き物たちは安定的に増えるのか?■ニホンウナギの体サイズと 堰遡上成功との関係世界三大漁場のひとつである金華山沖、ラムサール条約湿地である伊豆 沼・内沼、そして大学のすぐ近くを流れる旧北 上 川など、豊かなフィールドが身近にあります。魚類、プランクトン、ベントス(底生生物)などの授業で学んだ知識をもとに、実習では五感を使って海洋生物と環境に向き合います。野生動物/原生動物/昆虫/野生植物/モデル植物/生理/生態/発生/遺伝/分類/形態/進化農業・畜産関連事業、環境アセスメントなどの環境評価・調査事業、バイオテクノロジーを活かした医薬品関連事業、動物園・植物園などでの活躍が期待されます。■石巻市に生息するニホンテンの食性の長期変化■ニホンジカの幼角に含まれる有効成分の解析■低温によるミヤマオダマキの開花時期と草丈の制御■マメ科植物外来集団の形態 および遺伝子識別石巻市街の東部は森林が広がっています。大学近くの演習林にはニホンカモシカをはじめ、多様な哺乳類が生息。学生が「自ら学ぶ力」を養うきっかけが身近にあります。野生動物の交通事故問題、動物が環境に与える影響、植物と季節変化の関係など、身近な教材を活かした実習・授業・研究を展開しています。地球表面の約7割は水圏。海洋生物資源を有効に利用するための基礎知識として、原料特性から加工・保存方法、そして魚食文化までを幅広く学びます。生物科学科では、石巻市や企業と連携し、深海魚や鯨などの未利用魚・低利用魚(インディーズフィッシュ)を使った商品開発も進めています。動物生態学研究室と植物発生遺伝学研究室は、動物と植物の共生について共同研究を行なっています。動物は果物を食物として利用するのに対し、植物は動物を操って自分の種子をばらまきます。動物と植物の研究室がそれぞれ相手の生き物の役割を調べることで、生態系における生き物のつながりを明らかにしようという取り組みです。多様な授業や実験をとおして、海洋環境や海洋生物の分類・生理・生態・生殖・発生に関する幅広い知識を身につけます。また、生き物や自然に直接触れながら実践的に学ぶフィールドワークを実施し、海洋生物に対する理解を総合的に深めていきます。実習は、1年次には石巻市内での臨海実習、3年次には船を使っての海洋観測、磯場でのベントス(底生生物)調査、湖沼の生物調査、潜水による自然調査などを実施しています。海洋生物の保護、海洋環境の保全・再生・修復、生物資源の有効活用などを学び、社会に貢献できる創造的な能力を身につけます。動物は植物を食べ、植物は動物を利用します。動物も植物も同じ集団の中で助け合いながら争い、ほかの生物と持ちつ持たれつの関係を発展させることで、しなやかにたくましく生きています。この生き残りをかけた戦略を、集団・個体・器官・組織・細胞・遺伝子といったさまざまなスケールで見ることで解き明かしていきます。動物や植物の生態・生理・発生・分類・進化についての知識を深め、研究調査法について実践的に学びながら、生物観察や行動調査などをとおして生き物の営みをさまざまな視点と方法で探ります。2120石巻のフィールドを活かして実践的に学ぶ宮城県内の豊かなフィールドで、動物・植物・環境の「つながり 」に迫る海洋生物・環境コース動物・植物コース海洋生物利用学> 主な卒 業 研究テーマフィールドワーク海洋から干潟まで、地域のフィールドそのものが「先生」授 業 科目紹介> 学びの分野> 将 来的には> 学びの分野> 将 来的には> 主な卒 業 研究テーマフィールドワークコースの特 色魚食文化から生物資源利用まで幅広くトピックストピックス生きた教材が近くに。ヒトと環境のつながりを考える共同研究で生き物のつながりを明らかにD E PA R T M E N T O F B I O L O G I CA L S C I E N C E STOPICSTOPICS

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