東京医療学院大学 GUIDEBOOK 2026
47/68

作業療法学専攻IYGUIDE BOOK 2026   ONALOCCUPATTHERAP45 老年期作業療法では、 病気や障がいだけでなく老化や退職といったライフステージの変化など多様な観点から老年期にある人が抱える問題について学びます。 まずは治療対象であるお年寄りの話を聞いたり、 観察するということを重視します。 ビデオ教材やロールプレイを通して、 その傾聴、 観察の練習をします。 また、 身近な人のライフストーリーブックを作成して、 その人の人生について振り返る経験をします。 これからの日本では、 性別、 年齢、 趣味だけでなく、病気や障がいについても個性と捉え、 多様な人が地域生活を継続できるような共生社会の創成が望まれています。 本学で、 共に地域生活の支援について学んでいきましょう。 身体障害領域の作業療法の評価・治療についての科目を担当しています。 作業療法は生活の困りごとを改善させていくのが目的ですが、 その困難さが身体障がいに由来する場合、 どのように評価・治療をしていくのかを学びます。 実際に対象者に触れながら器具を使って評価をする場面が多いのですが、 解剖学や生理学が実際に結びつく場面を大切にし、指導をしています。疾患を持った対象者独特の動作や作業の行い方を見て、 予測し実際に治療ができるようにしていきます。 将来医療従事者となって、 人の役に立つ仕事を目指すことは素晴らしいことだと思います。 人生経験が仕事に直接的に役立つことも多いです。 入学してからの勉強は大変ですが、 ぜひ本学で一緒に学びましょう。 精神障がいを抱えた人に対する作業療法について担当しています。 精神障がいを抱えた人に対する支援の仕方を学び、 全ての人の心に寄り添うこと、 傾聴や受容、 共感といった対人援助職である作業療法士として人と関わるための技術の基礎を身につけます。 作業療法管理学では、 安全管理や人員管理などの職場管理の基礎、 後輩育成などを含む教育方法、 職業倫理や研究倫理、 社会制度の基礎を身につけます。 具体的な症例を用い、画像教材なども積極的に用いて、できるだけリアルな、 臨場感を持った講義を心がけています。 ICT を用いた講義も行っています。 友人と支え合いながら成長し、 作業療法士を目指しましょう! 地域作業療法学や作業療法学研究法を担当しています。 医療機関だけでなく、 ご自宅や施設など地域での生活を豊かにするための作業療法の重要性を指導しています。 作業療法士は、 人と人とが向き合う「対人援助職」の一つです。 病気や怪我でこれまでの生活が大きく変わった対象者と向き合います。 作業療法士である自分が何を感じ、 どんな感情を抱くかを自覚することで、 初めて対象者の気持ちに寄り添うことができます。 そのため、講義では自分の気持ちに焦点を当て、 それを他者に伝えてみるワークを行い、 対人援助職の姿勢を育む取り組みをしています。精神障がいを抱えた人に寄り添い 作業療法の技術を学ぶ患者さんに寄り添い、 対話し、 生活をコーディネートする力が重要傾聴、 観察の仕方を学び 老年期の様々な問題と向き合う生活の困りごとを改善するために 作業療法の評価・治療を学ぶ准教授内田 達二Tatsuji Uchida講師木村 奈緒子Naoko Kimura准教授野本 義則 Yoshinori Nomoto助教今井 孝 Takashi Imai老年期作業療法学身体障害作業療法学精神保健作業療法学身体障害作業療法学

元のページ  ../index.html#47

このブックを見る