東京医療学院大学 GUIDE BOOK 2024
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特別対談28る看護師もいれば、苦手な医師、友達の理学療法士もいました。1人の患者さんをチーム医療として支えるとき、だれと組んでもチームが機能しないといけない。そのため学生には、無理に仲良くなる必要はないけど、誰とでも付き合いができる練習をしようねと伝えています。―作業療法士を目指したきっかけは?土岐さん:直接のきっかけは高校2年の夏に地元の病院を見学したことでした。福祉系を目指していたのですが、医療系もいいなと思い、理学療法士や作業療法士の存在を知ったんです。親戚に看護師がいたり、母も介護士なので話を聞いたら、リハビリの仕事は?と言われて。人と関わるのが好きだったのと、国家資格でもある作業療法士を目指すことにしました。―入学後から今までを振り返って土岐さん:コロナがなければと思うことは何度もありました。オンラインの講義だと先生に質問しづらいですし、友達と相談するのも入学したてのうちはいなかったので難しくて。大学は来―先生から学生に伝えたいこと、感じ取ってほしいこと野本先生:1年次は医学の基礎、2年次は医学の基礎を深めつつ臨床的な医学を学び、2年~3年で作業療法士として専門的な治療の仕方や検査測定を学びます。3年次からは実習もあるので、学びもいよいよ山場になります。土岐さん:3年次になれるのは嬉しいさえすればモチベーションが低くても勉強できますが、オンラインだと自主性や気持ちが強くないとモチベーションを維持できないですし。学ぶ姿勢や、やる気が試された2年間でした。野本先生:1年次は教員も学生も大変でした。陶芸や木工など、作業学の講義があったのですが、中止や遠隔での実技になり、僕の講義も設計図を書いて終わりとかありましたね。3年次に是非やりましょうね。リハビリテーション学科作業療法学専攻 野本 義則准教授Yoshinori Nomotoですが、実力が及ばずなので実習に向けて頑張りたいです。自分は基礎が足りていないと模試を受けて気付いたので、まだまだ勉強しないとと思っています。―この1、2年で変化したことは?土岐さん:1年次のときは遊びたい気持ちに負けてしまったけど、2年次の見学実習をきっかけに、このままでは作業療法士になれないと気付きました。今は遊ぶ時期じゃない、真剣に勉―将来の夢は?土岐さん:今のところは身体障害領域しか実習を経験していませんが、3年次以降は精神障害領域や他の領域の実習に行くので、実習先で学んだことを活かせるようになりたいと思います。野本先生:3年次は折り返しなので、内容も専門的になっていくのと、覚えたことを使うことが求められます。実習も増えるので覚えるだけでは太刀打ちできない、自分なりに知識を使って考えていく必要があります。いつも思っリハビリテーション学科作業療法学専攻 3年※ 土岐 美香莉さん Mikari Toki強を頑張ろうと思っています。野本先生:本学は学年が進むにつれ、自ら学びたい気持ちが出てくる大学です。教員に「自分が足りない部分の課題を出して」や「補習お願いします」と自分から言ってくるのは、大学の特徴がちゃんと活かされているからこそ。学生の成長を感じて嬉しいですね。てほしいのは、機能面だけではなく、患者さんがこの先どういった幸せな人生を送るか、どうすれば笑顔が増えるかを常に考えてほしいと思います。―講義で心がけていることは?土岐さん:野本先生の講義はグループワークが多くて、先生が毎回、メンバーをごちゃまぜにしてくれるおかげで、友達以外のクラスメイトと話したり、仲良くなるきっかけになりました。野本先生:僕が学生によく言うのが、仲のいい人と話すだけではダメということ。僕が臨床にいたときに、尊敬す―本学を目指す人にエールを!土岐さん:入ってみて先生との距離の近さにびっくりすると思います。高校より中学より、先生がサポートしてくれるので、安心して入学してください!野本先生:不安なこと、分からないことがあればいつでも聞きに来てください。少人数の良さを活かし、作業療法士スピリットで学生の皆さんを全力でサポートします!※学生の学年は取材時のものです。普段は聞けない学生のホンネ。この対談でじっくりと耳を傾けます!本学教員と在学生との特別対談。普段は聞けない・言えない部分をアツく語り合います!普段は言えない私たちの思いやホンネの部分を先生にも是非聞いてほしい!教員×学生 特別対談教員教員学生学生

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