東京医療学院大学 GUIDE BOOK 2024
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特別対談20―入学後から今までを振り返って田中さん:僕自身、1年次の前半は頑張っていたのですが、後半にモチベーションが落ちて成績も下がってしまいました。でもそれをきっかけに勉強を頑張って今に至ります。周りの友達に聞くと、当時は同じように気持ちが落ちている人が多かったようでした。羽田先生:1年次前期は目的意識が高いですが、後期になると気持ちの落ち込みが起こる学生さんもいますね。何か気になることがあったら1人で悩まず教員にいつでも相談してください。―この1、2年で特に変化したこと羽田先生:コロナ禍によって、学生同士の対話も少なくなってしまったので、対面講義では教室を動き回り、学―先生から学生に伝えたいこと、感じ取ってほしいこと羽田先生:今は核家族、少子化で、祖父母と一緒に暮らした経験がない学生も多い。だから、なぜ生活の中でお年寄りが痛いと言っているのか、分からない場合があるかもしれません。患者さんはいろいろなタイプの人がいます。相手が人なので人間関係が大事ですね。理学療法士は対人スキルがとても大切だと思っています。田中さん:実習に行った病院でも、声のトーンやスピードなど患者さんによって使い分けられていて、びっくりしました。実習先で初めて羽田先生のミュニケーションの取り方は大事だと感じました。生への質問を多く行うなど工夫をしています。オンラインの場合はスライドをなるべく多く分割し、90分講義の中で、考える時間を多く取るような工夫をしています。田中さん:1年次はコロナが始まったばかりで、何をどうすべきか分からなかったです。でも、2年次から学修内容を自分で納得し消化できるようになってきたので、心に刺さるようになってきて、モチベーションが上げやすくなったと思います。羽田先生:講義も遠隔と実技、補講でビデオ教材を作って配信できるようになり、学びの自由度が上がりました。反復専攻することで学修効率も上がり、分かりやすくなったとの感想ももらっています。繰り返し話すところはリハビリテーション学科理学療法学専攻 羽田 圭宏准教授Yoshihiro Haneda言葉が身に染みて理解できました。羽田先生:話術は経験すればできるようになります。様々なことに興味を持ち、人との関係性、距離感を大切にして、いろいろな話題に対応できることが大事。田中くんもすぐにできるようになりますよ。―将来の夢は?田中さん:理学療法士になるきっかけがダンスでした。ダンス専門の理学療法士になりたいと羽田先生に相談したら、目指すなら最初から目指すといいよと言ってくださったことが、今の自分の励みになっています。羽田先生:チャレンジしてみて、うまくいくこともあるし、いかないこともあるでしょう。人生はずっと挑戦ですリハビリテーション学科理学療法学専攻 3年※田中 大翔さん Hiroto Tanakaテストに出ると学生も分かるので、理解も深まって良かったのではと感じています。から、どんなことでもやってみることが大事だと思います。田中さん:今回、羽田先生のお話が じっくり聞けて良かったです。普段こういう機会はなかなかありませんから。ありがとうございました!―講義で心がけていることは?羽田先生:学生にいかにきっかけを与えるかを常に意識しています。人に興味を持つことがスタート、そこから疑問を持つ想像力、聞く力が大事になってきます。今はコロナ禍で活動が制限されますが、それを補う想像力がますます大事になってきますね。田中さん:実習先で患者さんとの接し方が難しいと感じることがありました。自分ではそんな気がなくても、患者さんにネガティブに受け取られてしまって、自分の伝え方が悪かったのかなと反省しました。患者さんとのコ―本学を目指す人にエールを!羽田先生:楽しく、ワクワクすることを大切に、いろんなことにチャレンジしてほしいです。こどもが砂場で遊ぶとき、頑張ったりしないですよね。ワクワクして楽しいからそこに集中が生まれて、集中があるからいろいろなものを獲得できる。どんなことにでもチャレンジしてみてください。※学生の学年は取材時のものです。普段は聞けない学生のホンネ。この対談でじっくりと耳を傾けます!本学教員と在学生との特別対談。普段は聞けない・言えない部分をアツく語り合います!普段は言えない私たちの思いやホンネの部分を先生にも是非聞いてほしい!教員×学生 特別対談教員教員学生学生

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