法政大学 GUIDEBOOK 2025
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003 多くのみなさんにとって、大学への入学は、専門を学ぶことへの最初の入口となります。法政大学には15の学部に設置された38の学科があります。その多様なメニューの中から、自分の専攻を選んで入学し、その専門を修得するために学んでいくことになります。ただし、現代社会は急速に変化し、学問の発展も日々続いています。そのため、大学を卒業した後、大学で学んだことはすぐに「時代遅れ」になっていきます。多くのみなさんが20歳前後の4年間で学んだ「専門」の中身の多くは、実のところそんなに賞味期限が長くないのです。 それなら、大学で学ぶことにはあまり意味はないのでしょうか? 決してそうではありません。何よりもまず、みなさんはこれから、大学で「専門というものはどうやって学ぶことが出来るのか」を身に付けていくことになります。その学び方のノウハウは、専門領域によって多様ですが、専門の中身の多様性に比べると、共通する要素をもち、時代の変化や領域の違いをこえて、生き続け法政大学総長ることができるものです。そして、みなさんが学び続けることによって、学び方のノウハウ自体が自ずと進化し、力を増していきます。一度身に付けた「学ぶ方法」は、時代が変わっても、また、みなさんが専門とする領域を移ったとしても、長い期間にわたってみなさんを支えてくれます。その基礎を、大学で身に付けてください。 法政大学では、専攻する分野を極めるためのカリキュラムと並行して、全学部生が履修できる横断的なプログラムや、他の学部、学科の開設する科目を学べる機会を用意しています。その中には、現場でのフィールドワークを通して自分の学びを社会の課題とつなげてとらえる機会も豊富に提供されています。そんな学びの機会を通して、自分の専攻する領域の特性を理解し、他の専門領域との協働の価値を知ることにもつながります。そんな機会をフルに活用して、学びのモチベーションを高め、実りある大学生活を過ごしてください。廣瀬克哉急速に変化して行く時代のなかで「学ぶ」ということ

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