法政大学 GUIDEBOOK 2024
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皆さんは将来の目標や挑戦してみたいことはありますか?もし今決まっていなくても焦ることはありません。私も入学当初は、大学で勉強したいことや将来やりたいことが定まらず、あまり積極的に授業を受けられていませんでした。そんな矢先、1年次の夏に、HOP*でイギリスへ留学したことが、私の学生生活を変える転機になりました。留学後、必死で英語を勉強するようになってから、自分の中でモチベーションがはっきりして、英語以外の授業も積極的に取り組むようになりました。大学の図書館や自習室にこ*法学部独自の海外研修制度。現名称はOSP (Overseas Study Program)もって毎日遅くまで勉強していたことを今でも覚えています。大学は、自分のために勉強できる場所であり、人生でやりたいことを見つけるための場所です。焦らずに、自分のやりたいことを見つけ、さまざまな経験をすることにも積極的になってください。経験に基づいた意見は説得力があり、将来きっと役に立ちます。法政大学の自由な学びの環境をふんだんに生かして、伸び伸びと自分の興味を探してください。進路選択に悩む受験生も少なくないと思います。私も高校生の頃、興味のあることが何なのか分からず、悶々とした日々を送っていました。ある日、生物の授業でアルコール発酵を学んだ時に日常生活と授業の内容が一気に結びつき、発酵食品や菌類に興味が広がっていきました。皆さんも普段生活をする中で、どんなものに心がひかれるのか、自分自身に問い掛けてみてください。日々の何気ない生活の中に、たくさんのヒントが隠されているはずです。そして、興味を持ったことがあったら、臆せず挑戦してみてください。実際に経験することで生まれる新たな気持ちは、次に向かう力になります。私が酔鯨酒造に出会ったのは大学2年生の時。それまでほとんど日本酒を飲んだことはなかったのですが、インターンシップを通して日本酒や醸造の奥深さを知り、発酵食品への関心をさらに強いものにしました。皆さんの今の生活、そしてそこで感じる自分の気持ちを大切に行動してみてください。その先に進むべき道が見えてくることでしょう。大学選び、将来の仕事など、進路について迷いや悩みを抱く受験生に向けて、法政大学の卒業生から、ご自身の学生時代を振り返りつつアドバイスをいただきました。015大学で自分の「やりたい」を見つけよう日々の生活のその先に未来がつながっている

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