ディジタルメディア学科小西 克巳 教授134見えないものを見る世の中には見えないもの、観測できないものがたくさんありますが、データがあれば未来を予測したり、欠損や病気を発見したりすることが可能になります。例えば、防犯カメラに小さく映った体の一部分から、その人の行動の全てを推定する、患者さんのデータと人工知能を合わせて、症状改善のための投薬方法を予測するなど。私はさまざまなデータについて数学モデルを構築することで、社会に役立つ研究を進めています。その中で大切なのは、原理原則から考えて判断する姿勢です。可能性あふれる情報科学の世界現代社会の基盤となっている人工知能や情報システムですが、その開発において必要なのは、プログラミングができることではありません。プログラミングを道具として、数学や情報科学の基礎を理解し、構築までの道筋を立てて理解、説明する力が求められます。本学部では、コンピュータ基礎、情報システム、メディア科学の3つのコースがあり、しっかりしたカリキュラムで専門を深めていくことができます。情報科学はいろいろな分野に応用でき、社会のあらゆる場面で役立つ学問です。コンピュータに限らず、音楽や画像、動画、ゲーム、芸術、自然科学、言語など、さまざまな分野に興味を持った皆さんと共に学べることを期待しています。理想の未来へ向けてデータからその先を予測し、未来をつくる。そこから見えてくる新しい社会
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