法政大学 GUIDEBOOK 2024
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スポーツ健康学科高見 京太 教授130体力の二極化が進んでいる?子供の体力低下が社会問題として取り上げられてから、10年以上が経過しました。一般的に子供は、活発に走り回って遊ぶのが好きなものですが、最近の子供たちを取り巻く環境が、それを許さないことがあります。このため、大人が運動やスポーツの機会を積極的に提供する取り組みも盛んですが、これで全てが解決するわけではありません。私は、主に運動生理学の観点から健康づくりやアスリートのパフォーマンスに関する研究に取り組んでいますが、体力の二極化が顕著となってきた今、多方面から対策を取る必要があると考えています。健康で幸福な暮らしを目指してでは体力を向上させ、生涯にわたって健康な暮らしを手に入れるにはどうしたらよいのでしょうか?スポーツ健康学部では、身体の構造や仕組みを知り、誰もが運動を楽しめる授業を行う保健体育教員や、スポーツを「見る」「楽しむ」人を支える人材など、さまざまなフィールドで活躍できる人材の育成を目指しています。現代社会を生きる私たちにとって、スポーツや健康の知識は誰もが身に付けておくべき教養と言えるでしょう。自分自身や大切な人を健康で幸福な暮らしに導ける人材として、スポーツ健康学部での学びをそれぞれの分野で生かしてほしいと願っています。理想の未来へ向けて心身ともに健康で豊かな生活を送るためには

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