法政大学 GUIDEBOOK 2024
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和泉 順子 教授国際文化学科106その「当たり前」の仕組みを知っていますか?国際文化学部の学びは、異なる文化的背景を持つ人が、互いを尊重し共生しながら理想に向かう道筋を考えることです。異文化とは外国に限った話ではなく、年齢、出身、立場など、その違いによって、あらゆる場面で存在します。ネットの世界もその一つ。わずか数十年で情報通信技術は重要な社会基盤として、世の中の「当たり前」となりました。誰もが快適に楽しく情報サービスを利用できます。しかし、物事の仕組みや特性を知る人と知らない人とでは、解釈や認識、感動が違うものになるように、同じ情報でも情報技術を知ることで全く異なる世界が広がってきます。それぞれの考える理想の未来に向けて私は情報科学を専門とし、情報通信に関わる「より良い未来」を実現するために、その過程で起きる問題と解決方法を研究しています。未来は必ずしも一つではありません。理想と現実の間に隔たりがあるならば、何が問題となっているのかを考え、行動する。そういった姿勢が必要となります。皆さんには、さまざまな問題に対し、自分で考え、多くの人々と意見を交わし、試行錯誤しながら、歩みを進めてほしいと考えています。国際文化学部でたくさんの異文化に出会い、その違いを楽しみ、多角的な学びを深めていきませんか。理想の未来へ向けてたくさんの異文化に出会い、それぞれが理想の未来を描く

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