道灌山保育福祉専門学校 GUIDE BOOK 2024
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◎幼稚園・保育園の実習は併設園や都内近県の実習協力園を中心に行われます。さらに学生の希望により出身園や住まいに近い園などでの実習も可能です。また、各施 幼稚園実習では、実際の幼稚園に行き、子どもたちと共に過ごします。子どもたちと直接かかわる中で、子どもの声、子どもの言葉、そして子どもの気持ちを身体中にたくさん吸い込んできましょう。また、先生方の姿からもたくさん学んできましょう。先生方がどんなことを準備し、どのように環境を構成し、どんな言葉かけをしているのか、どんな話し合いをしているのかなど、しっかりと捉えて記録をしてきましょう。そして、学校での学びと重ね合わせながら、計画し、自分の保育を実践していきます。不安に立ち向かいながらの実習体験からは、机上の学びとはまた違ったもの、そして確かな手ごたえが得られます。子どもの世界の素晴らしさを実感することで、「保育者になる!」という夢を実現しようという気持ちを更に強くもつことができるはずです。そのために、我々学校の教員が支えていきます。 Ⅰ部を卒業後、幼稚園で5年間勤務した後、一旦保育の現場を離れ一般会社で2年間勤務をしましたが、やはり保育の仕事が一番と思い、今は児童館で勤務しています。乳幼児から小・中・高校生まで幅広い世代が遊びに来る場所で、子どもたちの成長を日々感じながら楽しく過ごしています。新しい発見がまだまだ沢山ある保育の仕事、これからも笑顔と元気で子どもたちのために頑張っていこうと思います。設実習に関しても都内近県の実習施設を中心に行われます。いずれの実習も学校からの依頼にてスムーズに行われます。◎毎年、各実習施設の先生や卒業生を招いての特別実習講義、実習報告会は全校学生の参加で行います。実習の事前・事後の指導等も丁寧に行っています。 保育士の資格を取得するためには、2年または3年間の学校生活で、保育所とその他の児童福祉施設での実習を行わなければいけません。実習は、保育者養成校における大きなハードルです。子どもとただ遊ぶのではなく、保育の目的を持って関わらなければなりません。そのためには学校での学びをしっかり身に付け、現場で保育者の対応をよく観察し、何より、子ども一人ひとりをよく見て理解しなければなりません。また、日々の学びを日誌に記録する必要があります。日誌作成に苦戦する学生も多くいます。このように不安も大きい実習ですが、何より現場で自分の実力を試す重要な機会です。保育士の職務や実際の子どもの姿に触れる貴重な機会でもあります。ですから、実りある実習を行うために養成校の教員は、全力でサポートします。共に励まし合う友人もいます。学生の自分らしさを十分に発揮できる実習にしてほしいと願っています。 道灌山を卒業して8年になりますが、学校で出会った仲間とは保育の悩みを話したり、情報交換をしたりと今でも交流があります。やはり、苦楽をともにした繋がりは深いものになっています。学生生活は保育助手と学校の二足のわらじであったので決して平坦な道ではありませんでしたが、現場での体験と座学による知識が繋がり、深い学びになっていたことには間違いありません。手作り課題が多く大変ではありましたが、学生の時に培った保育技術は今でも現場でフル活用しています。教育実習保育実習幼稚園教員・保育士養成科第Ⅰ部(平成22年度卒)太田 円香さん幼稚園教員・保育士養成科第Ⅱ部(平成25年度卒)池田 裕貴さんDOUKANYAMA GAKUEN 10保育学校の実習とは?◎幼稚園教員・保育士養成科では、幼稚園で4週間・保育所とその他の児童福祉施設で約6週間の実習を行います。その他、併設幼稚園での見学・参加実習もあり、たくさんの経験を積むことが出来ます。卒業生メッセージ実習の紹介保育の現場を通して、たくさんの経験を積むことができます。

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