子どもたちを楽しませるために さまざまな保育技術を実践的に身に付ける科目です。絵本の読み聞かせや、昔から親しまれてきた伝承遊びの研究、パネルシアターやペープサートの制作などを行います。実際に子どもたちの前で行ってみると、うまくいかないことも多く、たくさんの練習が必要です。この授業で学んだ知識や技術を活かし、年齢に合わせた配慮もしながら、子どもたちにどうしたら楽しんでもらえるかを考えて現場でも実践していきたいです。阿部 恵 先生(保育内容の理解と方法Ⅱ担当) 子ども達が大好きな先生は、明るく、優しくて、たくさん遊んでくれたり、いつも楽しいことをしてくれたりする先生です。その楽しい保育を展開するためには、幅広い知識と保育技術を身に付けていることが大切です。 児童文化は幅広い分野がありますが、演習科目ですのでより実践的に学びます。児童文化財の歴史や子どもたちの関わりを学ぶことはもちろんですが、保育に生かすための具体的な方法を習得できるようにします。 保育技術は保育の基本であるお話の語り方やふれあい方を学びます。また、さまざまな視聴覚教材の活かし方や実際に制作した教材を、子ども達の発達や興味に合わせてどのように活用したらよいか、グループ研究や発表を通して総合的に学習します。幼稚園教員・保育士養成科第Ⅰ部野口 美紗貴さん幼稚園教員・保育士養成科第Ⅰ部村川 真依さんピアノへの苦手意識がなくなりました 私はピアノに対して苦手意識がありましたが、先生との1対1の個別授業があることや、学校にピアノの練習室があることで、練習する意欲が高まりました。入学した頃に比べると苦手意識も薄れ、だいぶ弾けるようになってきました。今後は、園児とともに楽しめる童謡などの弾き歌いをたくさん覚えて、保育の現場で積極的に活かしていきたいです。※本校で使用するテキストは、全音楽譜出版社の「標準バイエルピアノ教則本併用曲付」です。日々の目標を決めることで苦手科目を克服 ピアノが苦手で、練習しなければならないのに逃げたくなっていました。でも、10回は繰り返して練習しようとか、ノーミスで弾けるまでやろうなどと決めて取り組んでいます。一生懸命やった曲には思い入れもあり、現場でも子ども達と楽しめる曲になると思います。ほかの苦手科目もトライする気持ちを忘れずに、日々、目標を作ることを意識しています。将来は、一人ひとりのよさに目を向け、たくさん褒めてあげられる保育者になりたいです。幼稚園教員・保育士養成科第Ⅱ部佐伯 玲美さん幼稚園教員・保育士養成科第Ⅱ部中村 桃子さん授業の紹介授業で学び、実習で実践する。身に付く知識と技術と経験。先輩からのメッセージ実践的な学びが将来役立ちそうです 中学生の時、幼稚園で職業体験をして、子どもの年齢による発達段階の違いなどを知り、子どもに関わる職業に就きたいと思いました。道灌山では実践的な学びが多く、たとえば読み聞かせの時には子どもたちが見やすいよう絵本の角度が大事なことなどを学べました。付属幼稚園での実習があり、それが終わっても自分の顔や名前を覚えてくれている子がいて、廊下や階段ですれ違う時に手を振ってくれたりするのが感激です。先生からのメッセージ楽しい保育を展開するために保育内容の理解と方法Ⅰ保育内容の理解と方法Ⅲ09 DOUKANYAMA GAKUEN
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