川村 勇斗私立中央大学杉並高等学校出身土谷 睦月山中 音波埼玉県立大宮高等学校出身25究める―大学院生からのメッセージ 大学1、2年生の頃は、大学院への進学については考えていませんでしたが、水理学の複雑な現象に興味を持つようになり、より専門的に学びたいと思い大学院への進学を決めました。 現在はタイ国バンコク都を対象とした内水氾濫に関する研究を行っており、水理情報が限られた地域でも高い精度で内水氾濫解析を可能にする、新しい解析手法の開発に取り組んでいます。新しい解析手法を適用することで、水理情報が少なくても浸水状況を再現することができるため、開発途上国や中進国での水害リスクマップの開発に貢献できます。 この研究に限らず、新しいアイデアを生み出す面白さや、自ら課題を発見し、解決する楽しさがあるところが研究の醍醐味です。 さらに、大学院では海外出張、行政や企業との交流を通して、学部時代には得られなかった高度で専門的な知見や経験が身についていると日々実感しています。 私たちの学ぶ分野は、防災や都市計画など社会の安全・安心を支える重要な分野です。大学入学後でも遅くはないので、ぜひ大学院の世界にも興味を持ってもらえたら嬉しいです! 私は所属するセンシングデータ解析研究室で、特定のテーマに深く取り組むことの楽しさとやりがいを知り、もっと深く追求したいと思い大学院進学を決めました。 私の研究テーマは「センサーを用いた非接触によるストレス評価法の開発」です。この研究の目的は、従来の装着型キットや唾液検査、病院での検査に頼らない、より簡易的かつ低コストなストレス指標の測定方法の開発です。ストレスという目に見えないものを、センサー技術とデータ解析を駆使して「見える化」する点に面白さを感じています。さらに、非接触での測定という新しいアプローチは、従来の方法に比べてユーザーの負担を大幅に軽減する可能性があります。将来的にはこの技術が、人々の精神的ストレスからくる病気の早期発見や予防に応用されることを目指しています。 データサイエンスは、今の時代にとても重要な分野です。データを利用してビジネスの問題を解決する方法を学べます。この分野に興味があればぜひ挑戦してみてください。中央大学での学びが、皆さんの未来を切り開く大きな一歩になるはずです。 学部生の頃、人の認知や心理の面白さに惹かれ、また海外の人々の考え方や思いに興味を持ち、マレーシアへ長期留学しました。その経験がきっかけで大学院への進学を決めました。さまざまな国籍の人々と自分の価値観の違いに驚くと同時に、共通した気持ちや思考があることも感じ、人の認知をもっと明らかにしたいと思ったからです。 応用認知脳科学研究室では、脳血流・視線・心拍や発汗の解析・消費者へのアンケートなどの生理指標や質問表を用いて、認知に関わる課題解決に取り組んでいます。なかでも私は視線解析に特化し、ロゴや広告のデザイン評価研究を行いました。目の動きを機械で計測・分析するという、人の生理的な指標がマーケティングに繋がる点に面白さを感じています。入学初年度には研究内容が評価され、国際学術雑誌に掲載されました。今後も自身の研究が活かされ世の中に良いデザインが広がることを期待しています。 都市人間環境学専攻は、複合的な視点と高い専門性でサステナブル社会の実現に取り組める点が魅力です。自分の世界を広げたいと思っている皆さん、お待ちしています!都市人間環境学専攻ビジネスデータサイエンス専攻私立札幌日本大学高等学校出身都市人間環境学専攻
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