中央大学 理工学部研究室ガイド 2024
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ミクロの計算法(分子動力学法)や、マクロの計算法(有限要素法)、理論的な方法等の様々な方法を使って、材料が壊れる仕組みを解明する事を目指しています。その応用として、応力発光材料や圧電材料等の機能性材料に関する研究や、衝撃に関する研究、材料力学の教育に関する研究も行っています。さらに,環境に優しい材料力学を目指し、木材の機械的性質の研究を行っています。前前人人未未到到のの大大地地をを開開拓拓ししてていいここううとといいうう、、意意欲欲ののああるる人人を歓迎します。 あるが、短所として強度や硬度という弱点がある。この短所は木材の圧密化をすることよって解決することができるが圧密化を行うためには木材の早材部と晩材部の物性値を知る必要がある。この研究では木材の弾性係数(硬さ)を、ナノ(10-9m)からマクロ(数センチ)のレベルにおいて精密に測定するために,色々な実験、理論、計算を行なっている。 非接触の応力測定の1つの可能性として蛍光現象に注目する。蛍光物質は照射された光を吸収し、蛍光を発光する蛍光現象を起こす。蛍光物質に応力を加える事で蛍光の発光する時間(蛍光寿命)が,数ナノ(10-9)秒のオーダーで変化する可能性がある。この変化の様子を測定し、蛍光現象を用いた応力測定法を開発している。 集合体であるマイクロラティス構造の航空宇宙や自動車分野への応用が期待されている。当研究室では形状最適化手法、動的圧縮試験、弾塑性シミュレーションを駆使して軽量で衝撃吸収性能の高いマイクロラティス構造部材の創出に取り組んでいる。 流体機械の寿命評価や事故防止のためには、固体と流体が瞬間的に相互に作用して運動する流体構造連成問題が重要になる。水中爆発により発生する圧力波を実験的に模擬し材料の応答を解明することで、配管内爆発やキャビテーション等様々な現象を研究している。 ■ 木木材材をを材材料料力力学学的的にに考考ええるる研研究究 木材は様々なエネルギーを持続的に供給することができる素材で■ 蛍蛍光光現現象象をを利利用用ししたた応応力力測測定定法法のの開開発発 ■ママイイククロロララテティィスス構構造造にによよるる衝衝撃撃吸吸収収 近年の3Dプリンタの発展に伴い、マイクロメートルサイズの格子の■■圧圧力力波波にによよりり高高速速負負荷荷をを受受けけるる材材料料ののメメカカニニククスス メイン物質、新材料、新素材関連自然環境とエネルギー/シミュレーション世の中の安全、安心を支える「材料力学」を地道に研究しています 30辻 知章教授 計算材料力学研究室世の中の安全、安心を支える「材料力学」を地道に研究しています精密機械工学科

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