中央大学 理工学部研究室ガイド 2024
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身のまわりの物質は、電気を通すかどうか、磁石になるかどうか、どんな「色」に見えるかなど、様々な性質を持っています。これらは、物質に存在する電電子子の振る舞いが決めています。電子同士は、お互いに反発しあってそこにとどまろうとする傾向と、動き回って広がろうとする傾向を同時に持っていて、環境次第でどちらかが優勢になり、物性を決めています。分子を“賢く”組み立てると、軌道の重なり方によって、特定の方向だけに電気が流れる、“低次元物質”ができます。低次元物質では相転移が起きやすくなります。この特徴をうまく利用すると、状態を制御できます。当研究室では電子状態を光光やや電電場場でで変変化化させる理論をつくっています。最近10のマイナス14乗秒以内で起きる多電子の超高速運動を実験で観測し、理論計算で説明できるようになりました。ドミノ効果を使って光で一斉に電子を動かす 「電荷整列(絶縁体)⇔金属」を光で実現する一斉に電子を動かして金属や超伝導体を光らせる 電子の配置を考えて計算する 記入不要メイン物性関連物質、新材料、新素材/レーザー12物質の性質を光で瞬時に変えるには: 計算機で多数の電子の動きを再現する相関電子系物性研究室相相関関電電子子系系物物性性研研究究室室 米米満満 賢賢治治 教教授授 物理学科X号館X階XXXX号室物質の性質を光で瞬時に変えるには:計算機で多数の電子の動きを再現する米満 賢治教授

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