中央大学 理工学部研究室ガイド 2024
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Keywords: 社会・生態システム、生態系サービス、ランドスケープ科学、Science-Policy Interfaces人間と環境の相互作用を持続可能性の観点から捉え、科学的知見を基盤として環境政策・環境計画を支える研究を実施しています。水や物質の循環から野生生物の分布・個体群の動態まで、生態系サービスを生み出す生態系の機能を研究対象とし、経済学や社会学など異分野との協力を重視します。人と自然の関わりを定量化し、地図化することによって国際連合の「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals, SDGs)の実現に貢献します。地域から国際レベルまでの社会生態システム(■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■)の構造と機能の解明、すなわち、社会や経済を支えている生態系サービスの空間的分布・時間的変動の定量化に関心があり、持続可能な社会づくりのための理論と実践の統合に意欲をもって取り組める学生を歓迎します。図1野外調査の様子湿原の堆積物を調べることによって生態系の長期的な変遷や人間活動の影響を解明することができる。図4実験室における調査の様子フィリピンからの留学生が巻貝の群集を分析することによって森林管理が環境へ与える影響を評価しています。図2空間情報の解析生態系機能の空間的特徴をモデルによって検出し、地域計画において考慮できるように可視化します。図5DPSIRフレームワーク社会生態系の動態を包括的に分析するための枠組みとして「要因」、「負荷」、「状態」、「影響」、「対策」からなるDPSIRフレームワークを使っています。図3国際会議の様子国際連合の生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学‐政策プラットフォーム(IPBES)の社会生態系評価に関する議論に積極的に参加します。図6地域連携の様子科学的知見を地域計画において活用するための技術を、日独共同研究によって進めています。XXXX号室メイン自然環境とエネルギー関連ランドスケープ科学/社会・生態システム100景観環境科学研究室人と自然の持続可能な関わりを理工学で応援人間総合理工学科Hotes Stefan教授

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