中央大学 理工学部研究室ガイド 2023
42/112

-知能--アクチュエータ-100 μm6秒後■研究内容みなさんは、人間の目には見えない小さな世界について考えたことはありますか?おそらく原子・分子や細胞などについて学校で学んだことはあるでしょう。しかし、小さな世界で実際に何が起こるか、体験したことはあるでしょうか?小さな世界では、例えば光に押されて物が動いたり、ただの水がドロドロとした粘性の強い挙動を示したり、常識では考えられない現象が起こります。私の研究室では、マイクロ・ナノスケールの微小な世界でどのような現象が起こるのかを原理・原則から理解し、その特性を利用して細胞などの微小物体の操作・観察・計測を行う、マイクロ・ナノロボティクスの研究を行います。この技術を用いることによって、例えば単一の細胞の超高速操作が実現されれば、早期病理診断や超高効率なバイオ燃料の開発などに役立つと期待されています。■受験生へのメッセージ精密機械工学は、日本が世界に誇る技術の一つです。その学問を学んで、ぜひ世の中の役に立つ一流の技術者となるよう、頑張ってください。特に自分で手を動かしてモノづくりの基礎を学ぶことを、大学生のうちに経験しておくと社会に出てから大いに役立ちます。このように実践的にモノづくりを学ぶことに加えて、私の研究室では、細胞やナノ材料といった、まだ全貌が改名されていないものを対象として研究を行っていきます。このような誰も正解が分からない問題に取り組んでいく研究を通して、未知なる課題にチャレンジする姿勢も学んで欲しいと思っています。解明精精密密機機械械工工学学科科 マイクロ・ナノ現象バイオテクノロジーママイイククロロ・・ナナノノロロボボテティィククスス研研究究室室 早早川川 健健 助助教教 (a) 搬送操作振動誘起流れマイクロピラー円振動回転操作回転操作回転操作搬送操作搬送操作搬送操作システム構築技術微細加工技術50 μm200 μm50 μm(b) 回転操作2号館6階2625号室メインナノ、マイクロ関連ロボット/生物、バイオ、バイオテクノロジー40Micro/Nano Robotics-ママイイククロロ・・ナナノノロロボボテティィククスス-Sensor-センサ-IntelligenceActuatorマウス卵子ロボット技術でマイクロ・ナノの現象をコントロールする! マイクロ・ナノロボティクス研究室精密機械工学科早川 健准教授

元のページ  ../index.html#42

このブックを見る