縁 の 下 の 力 持 ち ~ 都 市 を 地 面 の 中 か ら 支 え て い ま す ~ 「「基基礎礎・・地地下下構構造造」」ととはは?? 縁の下の力持ち ~都市を地面の中から支えています~私たちが都市で安全・安心・快適な生活を送るためには,社会インフラとして橋やトンネルなどの「構造物」が必要不可欠です。橋やビルなどの地上構造物は地面の上に造られていますが,普段は見えない地面の下には,これらの社会インフラを支えるための杭が埋め込まれています。地面の下から地上部分の重さを支える部分を専門用語で「基礎構造」あるいは単に「基礎」と言います。また,地下トンネルやアンダーパス,共同溝のような「地下構造」は,社会インフラとして必要なスペースを周りの土が崩れてこないように支えています。 このように「基礎・地下構造」は,地面の中にあるため普段は見ることができませんが,私たちが地球上で生活していくための全ての社会インフラにとって必要不可欠なものであり,まさに「縁の下の力持ち」とでもいうべき重要なものであり,その研究開発・教育も今後益々重要なものとなります。 また,「基礎・地下構造」は,自然に存在する【地盤】と人工的に構築する【構造材料】が組み合わされたものであるため,独創的な模型実験や数値解析を駆使して,これらを多角的に評価した研究・開発を行っています。 なお,社会インフラの整備・維持の実務においても,「基礎・地下構造」に精通した高度な技術者は希少な存在となっており,本研究室での研究・開発の経験は,社会に出てからも大いに役立つことでしょう。 「「研研究究室室ののビビジジョョンン」」 本研究室は,このような【基礎構造,地下構造】を軸とした各種構造物の【設計・施工・維持管理】に関する研究開発および人材育成を通じて,良質な社会インフラの整備に貢献することを目指しています。 また,「人の役に立つこと」「より良い社会の実現に役立つこと」に喜びを感じながら何事にも前向きに取り組むとともに,これから社会に羽ばたく学生の皆さんが社会の仕組みを学びつつお互いに刺激しあって成長できる雰囲気作りに取り組んでいます。 研究テーマのキーワードは学部ガイドと統一いたしますので、ご記入いただく必要はございません。 「「基基礎礎・・地地下下構構造造のの重重要要性性」」 メイン都市設計、防災、都市デザイン関連自然環境とエネルギー/その他(耐震設計)サイバネティクス、人とシステム人工知能/感性工学研究室でメインに学べるキーワード関連して学べるキーワード※P1の一覧表と合わせてご参照ください。地盤に接する全ての社会インフラは 「基礎・地下構造」に支えられています 洪水により「基礎」が傾いて倒壊した 橋のドローンによる調査状況 「トンネル」の耐震性に関する模型実験と 画像解析による地盤の変形状況の可視化 23【キーワードの見方】メイン関連基礎・地下構造研究室 都市環境学科 研究のキャッチコピー(30字程度) 基礎・地下構造研究室都市環境学科西岡 英俊 教授 西岡 英俊教授
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