中央大学 国際情報学部 2024 GuideBook
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【CHUO 8 STORIES】 国際情報学部 1人の在学生の大学生活を通して、中央大学国際情報学部の学生が将来の目標に向かって意欲的に学び、 さまざまな経験や人との出会いにより成長していく姿を映像にしたプロモーションムービーです。07iTLで培った多角的な視点と論理的思考力「言葉」の力で人々の心を動かすコピーライターに高校時代から理系科目が苦手で、このままでは時代に取り残されるという危機意識から「情報の仕組み」と「情報の法学」を学べるiTLに入りました。情報系の授業についていけるか不安でしたが、大学の手厚いサポート体制が心強かったです。理系が不得意だった一方、言葉や広告に興味があったので、2年の後期からは社会学や心理学について研究するゼミへ。多様なテーマについて調べて発表するのを繰り返すうちに、ジェンダー問題に興味をもつようになりました。「男性は仕事、女性は家庭」といった性別役割分担意識に無自覚な人たちに気づいてもらうにはどうすればいいかと考え、「女性らしさや男性らしさではなく、自分らしさを尊重しよう」というメッセージを込めた短い映像制作にも取り組み、卒業論文では、デート代のいわゆる「おごり・割り勘論争」に焦点を当て、ジェンダー・ステレオタイプを探る論文を執筆しました。就職活動では「言葉」を扱う職種を中心にエントリー、コピーライター職として内定をいただきました。iTLで培った多角的な視点と論理的思考力を生かして、顧客の課題を「言葉」の力で解決に導ける人材として活躍していきたいです。神奈川県立新城高等学校出身千葉県立幕張総合高等学校出身佐々木 彩音 4年内定先SCSK株式会社遠藤 朱音 4年内定先エン・ジャパン株式会社「イノベーションによる社会問題の解決」をテーマに学内外での研究を重ねる刺激的な日々iTLを選んだのは、文系の学生でも情報学を学べるから。興味があるのはイノベーションによる社会問題の解決ですが、新しい技術は社会に利便性をもたらす一方で、これまでは存在しなかった社会的課題を生むこともあります。ゼミでは、AIの導入による新たな社会的課題─法的課題や倫理的課題について研究。OECD(経済協力開発機構)の報告書などを用いて諸外国のAI政策の現状を知り、国ごとの政策や課題の違いを比較したり、ディスカッションしたり。キャンパスを出て、企業の合同研究会に参加して、現場の動向や実際に働いている方々の考えを聞く機会にも恵まれました。また、ゼミ生たちと学会発表に向けて論文を書き上げた経験は、私にとって大きな財産になっています。就職活動で企業の方々と接する機会を経る中で、先進的な情報技術だけではなく、それらの技術が抱える問題点をいかに解決すべきかを研究してきたことの意義を改めて実感しました。、「情報の国際文化」を学ぶ。

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