中央大学 国際情報学部 2024 GuideBook
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23iTL給付奨学金国際情報学部の教育課程と親和性の高い資格試験、例えば、応用情報技術者試験や高度情報処理技術者試験(18・19ページ参照)、司法試験や弁理士試験、国家公務員総合職試験等に合格した学生、学会や各種コンテスト等において優秀と認められる成果を出した学生に、奨学金を支給しています。国際情報学部は、様々な資格試験に挑戦する学生を応援します。授業や課外学習でインプットした知識は、どんどんアウトプットしてください。私立桜の聖母学院高等学校(福島県)出身する学生に、研究を促進するための奨学金を支給しています。奨学金の支給を受けた学生は、アプリケーション・ソフトウェアの開発や遠方での調査のための費用等、研究に必要な経費に充てて、充実した研究活動を行っています。伊藤 光雪 3年東日本大震災の被災地・福島県の双葉町と浪江町の惨状を初めて見たときに衝撃を受け、以来、毎年訪れるようになりました。何年もの間、見渡すかぎり土が広がる更地だったのが、被災した建物の解体が年々進み、新たな建物ができていく光景に違和感を抱いたんです。地震や津波が消し去った建物の持ち主の目にはこの光景がどう見えるのだろう──。そう思うと同時に、いまも震災当時の姿のまま残されている建物(震災遺構)に目を引かれました。これら震災遺構を取材して、現状や持ち主の思いを明らかにしたい。プロジェクトのメンバー3人の滞在費や移動費に奨学金を充て、合計1週間におよぶ取材を敢行しました。現地では4カ所の建物を訪れ、建物の持ち主や建物で勤務していた方々にインタビュー。取材の成果をドキュメンタリー映像としてまとめたうえで、復興とはなにか、「故郷」とはなにかについて、今後も研究を進めていくつもりです。国際情報学部独自の奨学金制度を紹介。

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